
「離婚後の親子たち」 氷室かんな著
<<夫婦はやめても、親はやめない>>
<<パパとママ、どっちかなんて選べない>>
離婚後の親子関係はみんなどうしているのか。別れた相手と協力はできるのか。
子どもは本当はどう思ってるのか。元夫、元妻と子どもたちに取材した葛藤と希望と本音が
書かれた本となります。
一部を抜粋すると。
子連れ再婚で母親からみえてきたものとして、
「どんなにいい人でも、義理の子どもには限界がある、愛情のね。無条件の愛は注げないんです。でも、それがかえっていいんです、そのほうが。私たち間違えているのは、義理の親でも自分の子のように思って育ててほしい、育てなきゃいけないと思いますよね、でも絶対に無理なんです。虐待とかなく普通にしててもわきあがるような愛情は、義理の子に対してはもてない。そこを補ってやるのが、やっぱり実の親なんじゃないかと。」
また、両親が離婚した子どもの意見として、
「とりあえず、おたがいの悪口を子どもに吹きこまないでほしい。子どもに言うのは残酷。誰の悪口でも聞くのはいやだし、とくにそれが自分の親だったら、自分を半分、ほんと否定されているから。」
このように、この本は、元夫、元妻,、さらには、子どもの意見や気持ちが書かれていて、
それぞれが見た離婚後の”かたち”がみられるのが貴重かと思います。
以前の離婚後の多いケースは、子どもは母親に預け、父親は面会交流もせず養育費を送って終わりというケースが多々ありました。しかし、最近の離婚後のケースでは、元妻、元夫お互いに子どもに関して養育する意識は昔に比べてすごく高くなっていると思います。ただし残念ながらお子さんの気持ちが少しないがしろになってしまうところも見られます。離婚をする際は、お子さまの気持ちを少しでも汲み取って、養育費や面会交流などを決めて頂ければと思います。
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行政書士 望月 周作
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