前回は「流し撮り」について述べた
今回はその応用編として「彗星流し」について
0.「彗星流し」とは
被写体から彗星の尾のような光跡が
描かれるように撮る方法
写真1. Skymarkの尾翼のロゴが
文字通り「彗星流し」
(SS:1/4sec、ISO-64)
「流し撮り」よりも
更にシャッター速度(SS)を落として
被写体を追いかけらながら
最後は被写体を追い越すように
カメラを振って光跡を作る
写真2. 夜は被写体よりも背景の光の流れが
主役になる
(SS:1/2sec,ISO-800)
写真3. 露光開始時の少しのブレが
アクセントになる時も
(SS:1/2sec,ISO-800)
1.撮影条件(SS,ISO)
連写ではなく単写
SSは1/10sec以下が望ましい
必然的にISOは低感度に
夜はともかく昼間は感度を落とすため
撮るためにはNDフィルターが必要
因みに写真1.では(SS:1/4sec、ISO-64)
1/2secが手持ちの限界か
上下のブレをなくすことが大事で
体幹も技術の内
2.ひたすら「練習」
実は成功率は低く、単写を繰り返して数撃ち
数で失敗を補い
満足できるのは1,000枚に3枚(千三つ)
成功率1%なら御の字
以下船舶での練習例です🚢
(焦点距離(FL):840mm,SS:1/5sec,ISO-32)
三脚利用
写真5. コンテナ船で練習
(FL:840mm,SS:1/4sec,ISO-40)
三脚利用
写真6. サンフラワー
(FL:840mm,SS:1/4sec,ISO-200)
三脚利用
飛行機、船などの被写体とその彗星の尾のような光跡、背景の流れとの組み合わせでいろんな絵が楽しめる