オーバーステイの男性と暮らす女性でしたが、辛抱の末、やっとの思いで願いが叶いました。

1年間働くこともせず、ただひたすら結果を待ち続けた男性と、朝から晩まで許可を信じて働き続けたその妻に心から「よかったね!」と言ってあげることができました。

確かにいろんな依頼者がいるが、それでもこの仕事が好きでいられるのは、やはり人のおかげなんだなと感じている私です。

ポニョ、ポニョ、ポニョ、魚の子・・・・

耳に残って離れないフレーズ。


もしかして、子供たちより僕たち大人の方が楽しんでみてしまったのではと思うほど、あっ、という間に終わってしまった。

普段はそうしないが、DVDの発売が待ち遠しい。

一日も早く子供たちと家で鑑賞したくてたまらない。

なんでこんなに気に入ってしまったのか、不思議だ。


基本的に映画のセンスは無いと認めるが、こんなに楽しい作品は久しぶりでした。

キャラ立ちし過ぎて内容が不明確なのは否めないと感じつつ、『ノーカントリー』に次ぐ今シーズンの傑作でした。

(もちろん、子供と一緒に見ることを前提にしてですが)



子供たちのリクエストに答えるべく、絵の練習をしております。


ポニョ

世の中には、数限りないほどの職業が存在し、どれを選択するのかは各個人に委ねられている。
私が選んだ行政書士という仕事は、その中でも特殊な職業だと思う。
業務範囲が広く、依頼内容も千差万別で同じ仕事はほとんど無いといっていい。
在留手続きや帰化申請、風俗営業の許可や建設業関連、公的融資の手伝いや会社設立の手伝いなど、ありとあらゆる依頼がいろんな組み合わせでやって来る。
ある意味退屈しないが、依頼内容によっては実務もすべて自分自身でする必要があると感じる。

それは依頼人が私を信頼して仕事を頼んでくれており、私が職人の様にそれぞれの仕事を完成させてこそ、その依頼に応えられるのではないかと感じるからだ。
そう考えると、将来的にも私は実務と向き合っていかなければならず、依頼者と常に向き合い、毎日の研鑽にも努めなければならない。

他の職業の様に、店長や専務を置いてたまに出勤することなどあり得ないのだ。
人と直に接してその人の悩みや問題を解決することを仕事としているので、当然といえば当然である。
中には歳をとると実務を放棄してしまう先生方もいらっしゃる様ですが、職業柄そんな風に割りきれるものなのか、私には疑問です。

離婚の相談や過払金の請求、相続トラブルや認知調停の手伝いなど、世間にはいろんな問題を抱えた人が数多く存在しているのだなと最近つくづく感じさせられます。

彼らの問題解決のために士業という職業が法によって定められていて、私はその一旦を担っているのだと、思うときがあります。
そんなとき、法やモラルと依頼者の希望する結果との間で深く悩まされたりもします。
私は私自身のモラルハザードを設定して、今はこの仕事を天職と信じて生きています。
ある士業の方が言っていましたが、この仕事は肉体労働だと。
まさに私自信そう感じているこの頃です。
果たして、この作品をどのように映像化したのだろう。
ページの半分以上を「闇の子供たち」と変態で鬼畜である「オトナたち」との交わりに割いてある。
最後まで読みきるには、相当な覚悟が必要かと思う。
果たして今のこの時代に、作者が訴えるような『認識』や『自覚』を、どれだけの人が持ち、持ち得るだろうか。
そう考えると、利己主義、刹那主義にならざるをえない。

子を持つ親である以上、どうしても自分の子供に置き換えて考えてしまう。
その時、人間に対する怒りや蔑み、欲望に対する恐怖感が沸々とわいてきた。


この作品を読んで思うことは、自分の目で見渡せる範囲でいいから、しっかり見るということの重要さと、それに対して意見を持って、時には主張し時には戦うことが必用であるということだ。

とにかく、私にとって衝撃的な作品だった。
出国希望者による、自主出頭である。
この場合、一定の条件のもとで日本への上陸拒否期間が1年となる。

一人で行くのが不安だと言う方がおり、度々付き添うことがある。
中には前にも一度出頭しておいて約束通りに帰らなかった人もおり、そういう人は自主したところで5年もしくは10年間、入国できない。

また、正規での入国以外はこの制度の適用はない。すなわち、不法な手段による入国(偽造旅券など)では認められないということだ。
もっとも、初めての人がそういった手段を行使するとは思えないのだが。


最初の出頭後、現地大使館などで臨時旅券の発行を受けて再度出頭することとなる。
その後さらに2週間程度して帰国チケットを持って最後の出頭をする。


次回は、「労災事件」の最終回を予定してます。