雪割草のように日々を丁寧に生きたい。 | 地球一蹴、ちゃりんこ世界一周の旅 ー Rio Cycling Around The Earth

地球一蹴、ちゃりんこ世界一周の旅 ー Rio Cycling Around The Earth

2007年3月9日より 約9年をかけて157ヶ国155,502kmを走る。
I am traveling around the world, over 157 countries on a bicycle from 2007 to 2016.

★Around The World : 3,386 days    : 世界一周3,386日間  

☆160 countries : in Nagano, Japan.    : 160カ国目・現在地:日本 長野県  諏訪地方

★Total Distance 157,576 km                : 総走行距離:157,576km

 

雪割草のように日々を丁寧に生きたい。

自分の人生を振り返ってみると、承認欲求の塊のような生き方をしていると思う。

小学生の頃は、その塊のせいで学校を抜け出したこともあるし、大学生の頃は初めての自転車旅を箱根でした。

その後、8年半も地球を周遊し続け、何かから逃げるかのように、何かを探すかのようにただ走り続けた。

帰国後もそれはそう大きく変わっていないのかもしれないと、最近思う。

とくに社会的欲求と安全欲求は強い。

8年半の冒険旅のカウンターカルチャー、もしくはアフターショックなのかもしれない。

辰野東小学校の図書館員の一ノ瀬悦子さんは、私の書籍を図書館だよりと共に丁寧に掲載してくれた。

何よりも届けられた封書のひとつひとつに心を打たれた。

丁寧な文字で想いを込めて綴られたメッセージ。

自転車人をくすぐるしまなみマスキングテープ。

冬至の日にこだわって届けられた封書そのものに込められた意味。

今年の忙しさで、日々の足元を見ることを忘れていた。

恥ずかしさとともに、自分の生き方を修正したと思えた。

雪割草が春に一番早く咲くのは、一年間じっくりと芽や根を育てているから。

重い重い雪を割り、元気よく太陽を浴びる。

一番を狙ったわけではなく、結果的にその丁寧な生き方が、きっっと早い開花になるんだと思う。

承認欲求の強い自分だからこそ、周りを気にせず、丁寧に丁寧に毎日を生きる必要がある。

一ノ瀬さん、素敵な想いに感謝します。

大切なことに気づいた年の暮れでした。

小学校の子供たちにも、きっと一ノ瀬さんの想いが届くはず。

地域の子供たちに一ノ瀬さん想いと、私の行いが還元されますように。