親の理想とDNAは、どこかで化学反応を起こす。 | 地球一蹴、ちゃりんこ世界一周の旅 ー Rio Cycling Around The Earth

地球一蹴、ちゃりんこ世界一周の旅 ー Rio Cycling Around The Earth

2007年3月9日より 約9年をかけて157ヶ国155,502kmを走る。
I am traveling around the world, over 157 countries on a bicycle from 2007 to 2016.

★Around The World : 3,386 days    : 世界一周3,386日間  

☆160 countries : in Nagano, Japan.    : 160カ国目・現在地:日本 長野県  諏訪地方

★Total Distance 157,576 km                : 総走行距離:157,576km

 

〜やりたくない仕事をしていると、自分がなりたくない人間になっちゃうよ〜

「息子の成長と父親の冒険家としての復帰は、比例している」

息子の成長を喜びつつ、どこか淋しさと“個”としての再復帰のプレッシャーに押される瞬間がある。

旅も冒険も、自分のことにコンセントレートする時間もお金も精神も離れてしまった。

「時間☓お金☓覚悟=夢へのチャレンジパス」

2007年、27歳の私は62歳の退職者の方に出逢った。

「退職をしたら、ずっと社会人の頃からの夢のオートバイ日本一周をしようと思っていた。30歳代の頃は余裕だったのに、弱い60歳を過ぎた自分には、違う意味での夢のような想いになってしまった。君のように、思い立った時にやるべきだったのかもしれない・・・。」

やりたくない仕事をしていると、自分がなりたくない人間になっちゃうよ。

物心つく頃、私の母親が言っていた言葉。

母は、地元の名門高校を出て岐阜県の保育短大に進学した。

私と兄のことがあって、20歳〜23歳までの現役だったのはたった3年だった。

その後、復職したのは40歳過ぎ。

母親の生き活きした顔を見たのは、私が中学生の頃だった。

どんなに絆が深まってネットワークが繋がっていても、“個”としての自分を他人に依存し続けてはならない。

母親、妻、息子と娘をみて、今いる自分の位置を再確認する。

自分の人生に白地図に自分だけの轍をつけないとね。

いつも子どもたち、家族や両親、仲間から成長のマーカーをもらっている。

ありがとう、本当に、ありがとう。

 

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