20世紀号無事到着。 | Gwenhwyval(グウェンフウィファル)の舞台日記

Gwenhwyval(グウェンフウィファル)の舞台日記

鑑賞は生中心主義。自分の眼でライブで見たことを中心に、語ろうと思います。


2019年4月7日15時30分公演

デュエットダンスあたりで、涙がとまらなくなったのは、花粉症のせいでしょうか。

のぞみさん曰く
『残念ながらDVDにはなりませんので、みなさまの記憶だけが頼りです。そして、想い出というのは美化されるものです』
だと(笑)
望海風斗のレアなコメディとして、きっと、見た人だけに語り継がれる作品になることでしょう。

千秋楽の気づき
①タップをみんな、本当に楽しそうに踏んでた。
②そして、翔くんてマジ、タップが似合う。
③きーちゃんの歌がさらに上手くなってた(ような気が)
④驚異の脚長さきちゃんがプランクをフルセットでやっていた。
⑤カテコでのテーマソングリピートで、雪組のコーラスの凄さ再確認。あなたたち、本当に半分ですか?

のぞみさんが本当に嬉しそうに弾けてて、ああよかったなあ、と。で、涙が。

私はこの人の歌を聞きたい。でもそれは、男歌。低く広がって響く、管弦楽みたいな声の。
彼女がシンガーとして生きていくことは間違いないと思うけれども、男役の声で歌うのはいつまでだろう。
私はこの人の男役ダンスを見ていたい。切なそうに眉をひそめて娘役の腰をささえるさまを。幸せなダンスの最中に、ふと正面に送る鋭い眼光を…男の憂いの影を。
でもそれはここでしか見られない。
私はこの人のお芝居を見たい。でもまだ、女性の役を演じる彼女を今は想像できなくて。

でも、彼女は宝塚の神様だけじゃなくて、舞台の神様に愛されてる人だと思うから。もうこれきり、とかにはならないと思う、思いたい…。

平成最後の、とんでもない旅、と彼女は言いました。そんな旅に同行できて本当に幸せでした。それは幻の旅。今このときにしか現出しない、つかのまの。

円盤にならないライブだけの公演ほど、宝塚らしいものもないのかもしれないですね。
愛する雪組のみなさま、お疲れ様でした。どうぞつかの間の休養を。