雑話249「ハローキティの展覧会 in L.A.」
ハローキティといえば、女の子向けのグッズのキャラクターですが、海外での人気はかつてないほどの盛り上がりを見せているそうです。
ハローキティの回顧展のポスター
1974年に登場したハローキティは、現在では玩具や文具だけでなく、トースターや化粧品、高価な宝飾品から海外ブランドのセカンドバッグまで、あらゆるもののデザインに見られるようになりました。
ジュディス・リーバーのクリスタルバッグ
※ジュディス・リーバーJudith Leiberは海外人気ドラマにも登場したブランドで、クリスタルで飾られたバッグ類が有名です。ちなみにこのバッグは$2,995(約30万円)もするそうです!
さらに現代アートの作家が作品のモチーフに選んだり、海外の人気歌手がコスチュームに使用するなど、ハローキティは単なるキャラクターの域を超えて、今や文化的現象として学術的に語られるまでになりました。
トム・サックス「泣くハローキティ」2008年
※ブロンズ製
そして、今年の10月に、ハローキティの芸術作品や、グッズ、ファッションの回顧展が、アメリカ、ロサンジェルスにある全米日系人博物館で開かれることになりました。
また、その2週間後には、第1回ハローキティコンベンションがロサンゼルス現代美術館にて開かれる予定です。
ロサンゼルス現代美術館
人類学者で、この回顧展の客員学芸員であるクリスティン・R・ヤノ氏は、ハローキティが成功している理由の一つに、ハローキティの無表情なデザインを挙げています。
人はハローキティに様々な演出の可能性を見出すことができます。彼女にギターを与えてもいいし、ステージに立たせてもいい、ハローキティはどんな役柄でもこなすことができます。この無表情さは様々なタイプの人に対する魅力を与えているのです。
確かに、ハローキティには口すらありません。
ハローキティは常にアジア系アメリカ人に特別な反響を引き起こしてきました。ハローキティが1976年にアメリカに到着した時、商品の多くは中国人街や日本人街などのアジア人コミュニティーで売れました。
メジャーになった今、あえてその開催場所として全米日系人博物館を選んだことは、ハローキティと彼女の当初からのファンであるアジア系アメリカ人を再び結びつけようと意図された結果なのでしょう。
ハローキティの回顧展「Hello! Exploring the Supercute World of Hellow Kitty」は10月11日から、ハローキティコンベンションは10月30日から開催予定です。



