1人で夜道を歩くのがあまりに寂しいものだから、devoを聞きながら帰った。


バイト先から家まで帰る途中に暗い一本道があるんだけど、そこを通るときは大概音楽を聴きながら星を見る(あまり見えないが。)
そして今日はバンドの仲間達と他愛もない話をしながら月を見ていた。
そういえば一昨日ぐらいは満月だった。

人生の節目、というわけではないが、後になってこれはとても大切な経験になるだろう、という予感がする瞬間がある。
海に行った帰りの友達3人の後姿だとか、男二人で夜景を見た時だとか、深夜開いてる中華屋さんを見つけた時だとか。
そして今日のやや欠け始めている、歪な形の月も、間違いなくその一つだった。


相変わらず耳元では光線みたいな音が鳴り、謎のコーラスが入る。

例えば失恋なんかは時間が解決してくれるさ、とよく言う。
ただ、それは解決ではないんじゃないか、と今日思った。
今、お前に苦しめられてるんだよ。
決して恋の話ではないからね。

最近似たようなジャンルの映画を2作品見た。
過去を変え、現在を操るというストーリーなのだが、どうにか変えたいことがある。
いや、嘘だ、変えたいことなんかない。

どうにも何か矛盾している。
変わらないといけないな、また卑屈な人間になりつつあるな。
満月はすごくきれいだけど、今日の月はいろんなことを考えさせる。
そして思いもよらない言葉が口からこぼれたり、激しく飛び出したりする。
こぼれたやつらは果てしなく下へ落ちていく気がするし、飛び出した奴らは僕の周りをぐるぐる回る。
回ってるうちに、誰かの言葉みたいに僕を安心させる。
そこで、はっとなって楽しくもないのに笑う。


devoの2枚のアルバムが終わりそうだ。
それから春休みも終わりそう。
忙しい生活が終わるのか始まるのかわからないが、
この1ヶ月自分のことばかりになってしまった。
振り回してごめんなさい。
ようやく余裕ができそうだ。

ばーいばい!