夢の魚15 おんちゃんとビール前編 | 水際で遊ぼう!

水際で遊ぼう!

アカメに魅せられて高知に移り住んじゃった
おバカな独身男性の釣り紀行!
明日も来週も来年も釣り出来るかな!
釣り出来るといいなぁ^^

いい釣りを何時までも!!

 ばっしゅ~~ん!・・・ 
 くるくるくる・・・・ 

 ばっしゅ~~~ん!・・ 
 くるくるくる・・・ 

 かれこれ何時間なげてるんやろうか・・ 
日が落ちてずいぶん立ちます 

 「・・・あったらね~;;」 

 ばっしゅ~~ん!・・ 
 くるくるくる・・ 

「はぁぁあ、、疲れてきたな・・」 

「てか・・流石平日・・誰もいなくて貸し切りはええけど・・」 

 「暗くて怖いねん・・・」 

ばっしゅ~~ん!・・・ 
くるくるくる・・・ 

「やばいな・・怖いモードは入ってきた;;」 
「どないしよ・・今1メーター30とかの来たら・・」 

「・・なんか・・やばいな・・;;」 

そうなのです、めっちゃ怖がりな私はいったんモードにはいると 
動けなくなってくるのでした・・・ 

「ん~~~・・あかんは怖いし・・街灯有る漁港でやろ・・」 

余りに怖くなって前回に何となく気になる漁港を見つけてるので移動することに・・ 

到着したのは川の河口が横にある漁港・・干物の臭いのする 
何となく気味悪い感じもするような漁港です 

「街灯有るから少しはましやなw此処でやろw」 
(こんなんだから、なかなか釣れなかったのもあるのかな・・) 

釣りを開始して数時間が立ったくらい・・・ 

「ん~しかし・・あたりってどんなんやねんやろなぁ・・」 
「シーバスとは明らかに違うらしいけど・・味わってみたい^^」 

漁港の中から隣の河口辺りを見つめて釣りをしていました・・・と 

・・・・いきなり河口の一番暗い所から妙な音が聞こえた! 

・・・ボンッ!!・・・・ 
・・・・・・・・・ 
・・・・・パ~~~~~~ンッ!・・・ 

「なっ!・・・何今の・・」 
「車のボンネット叩いたみたいな・・」 

「2回目のはなんか水面で破裂したみたい!」 


「確かめに・・・行きたいけど・・あっこは怖すぎる・・;;」 
「ちょっと、かなり不気味やし・・・・」 

「はぁぁあ、駄目やな・・ねて明日またがんばろ;;」 

過労と水面見すぎで・・w 
目も完全に疲れ強烈な睡魔に襲われダウン・・ 

・・ 

明くる日は14時くらいに目覚め明るいうちに漁港回りの探索 

「なんか古くさい感じでええ漁港やな~w」 

漁師のおんちゃん「おう!兄ちゃん大阪からきゆうが?」 

おいら「はいw釣りにきてます^^」 

漁師のおんちゃん「何釣りにきゆぅ?」 

おいら「あ・・えと・・アカメです^^;」 

漁師のおんちゃん「アカメかえ!」 
 「わしら若いときはよう突きよったきにw」 
 「こんばふっといアカメもようおった」 

おいら「へぇ!この辺でですか?」 
 (ちょっと・・わかんない言葉が・・ニュアンスで理解は出来るんやけど・・) 

漁港のおんちゃん「ま~最近はとっと見んようになった」 

おいら「そうなんですかぁ・・」 

漁港のおんちゃん「ここ4~5年ばぁみちょらん」 

おいら「やっぱり減ってるんでしょうかね?」 

漁師のおんちゃん「ん~ありゃぁなかなか昼間は見つからんきに」 
 「夜にでもさがしゃぁみつかるかもしれんのう」 

おいら「なるほどですね^^」 

漁師のおんちゃん「まぁこの辺はガラ悪い者もおるきに気ぃつけてがんばりよ」 

漁港をさらに探索してると網の手入れをするおばちゃんにも声をかけられた 
おばちゃん「アカメかぇ~!」 
 「ついこないだ釣れちょった」 

おいら「えぇ~ほんとですか!」 

おばちゃん「夕方に野市から来る兄さんがふっといアカメぶらくりよったで^^」 

おいら「いいこと聞きました!ありがとうございます^^」 

しかし、いい時間は釣れたのを目撃までしている場所でやりたい・・ 

 「どないしよ・・こっちもなんか気になるけど、あっちも気になる・・」 
 「何が何でも・・ちくしょ~~~~~~釣りたい!」 

なんて車に戻り奈半利川に戻るか思案していました、すると 

アロハシャツを着たおんちゃんが近づいてきた・・・ 
片手にはビール・・目つきは非常に悪い・・ 

おんちゃん「おう!にいちゃん!こんにちはへへへ・・」 

おいら「こ・・こんにちは・・」 

おんちゃん「釣りしにきちょるんかえ?」 
 「大阪ナンバー!大阪から来ゆうが?」 
と言ってビールをグビグビ飲む・・・・・・  

おいら「は・・・はい・・・」 

おんちゃん「何釣りに来ゆ?」 

 「あっ!もしかしてアカメ釣りにきゆうろ!」 
といってビールをグビグビ飲む・・・・・・・ 

おいら「え・・あ・・はい!」 

おんちゃん「釣ったんかえ?」 

おいら「いえ^^;まだ釣ったことはないんですが・・」 

おんちゃん「うっし!釣れる場所しっちゅうよ!」 
 「おんちゃん嘘はいわんきに!」 
 「おんちゃん何回も釣れてるの見ちゅうよ」 
と言ってビールをグビグビ飲む・・・ 

おいら「そ・・そうなんですか!」 

おんちゃん「ん・・・ビールが空になってしもうた・・・」 

 「教えてやってもええ・・」 

おいら「お・・教えてください^^;」 

おんちゃん「ん~・・にいちゃん・・・・」 

おいら「はい・・」 

おんちゃん「教えてやってもいいきに・・」 

 「・・ん~ビール・・」 

   「ビールおごってくれたら教えちゃる・・」 

おいら「え・・・」 
 (なんじゃ!このおっさん・・) 
しかし、、今は藁をも掴む・・掴みたい気分! 

おいら「はい・・ビール買いに行きましょw」 

おんちゃん「よっし!おんちゃんを車で酒屋まで乗せてくれ」 

すっごい、、いやでしたがしかたなし・・・;; 
そして酒屋に到着・・おんちゃんに1000円渡し・・ 

おんちゃん「チョット買ってくる」 
ドアを閉めおんちゃんが出ていきました・・ 
 (このときふっと逃げようか悩みましたw) 

と、すぐおんちゃんが戻ってきた・・・ 

おんちゃん「にいちゃん・・2本こうてもええ?」 

おいら「ど・・どうぞ・・」 

アサヒビールを袋に入れておんちゃんが戻ってきた・・ 
おんちゃん「よっしアカメのおる所にあんないしちゃろ!」 

おいら「は・・はい、お願いします!」 

連れてこられたのは昨日釣りをした漁港の横の河口 
そして、そこには無数のテトラポッドがジャングルのように有る場所・・ 

おんちゃん「ついたでにいちゃん!」 
 と言いながらビールを開ける・・・・ 

おいら「こ・・ここですか!」 

おんちゃん「ここやき!ここで釣ってみ!絶対釣れるきに!」 
 「ほしたらおんちゃん変えるき・・がんばりよ~・・」 
といいながらビールをぐびぐび~~~と飲む・・・ 

おいら「はい!がんばってみます・・^^;」 

 (・・ほんまかいな・・・) 

帰って行くおんちゃん・・ 

(はぁぁうさんくさいなぁやけど半信半疑やぁ・・) 

おんちゃん遠くの方から手を振ってます・・ 

おんちゃん「明日の朝またみにくるき~~~~~~~!」 

・・・・と叫んでいました 

そろそろ日も来れそうになってきました・・ 

「まぁやってみるか^^;」 

そしてタックルをセットしに車に戻りました 

「ん~信じて良いのやろかなぁ・・」


続く・・・