不適切にもほどがある! 妻編 | ワンラン日記

ワンラン日記

愛知県岩倉市八剱町「ワン学習塾」の日記。
さらに、代表・犬童の「ラン日記」の二本立て。
2017年は記録足踏みも2018年こそ目指せサブ3!
BEST:10km…40:01 ハーフ…1:26:45 フル…3:10:55

Creepy Nutsは長男の卒業式でも多くの子が歌っていたので、最終回は現実とドラマがリンクした感じが良かったです

 

連載の最終回になります。ドラマ「不適切にもほどがある!」も最終回まですべて見ました。予想以上にめちゃくちゃ良かったです。「寛容になりましょう~」の音楽が頭でリピートします。今の時代の良さと古き良きものを合わせて良い未来を築いていきたいものですね。

 

 

 

 

長男が小学校に入学する頃に妻と話になったことがあります。

「何か学校に要望を出したい時にはどうしたら良いだろうか?あんまり突飛な要望は、モンスターペアレントと思われないだろうか?」と。その時に私が話したのは「30人のクラスだった場合に、その要望を他の29人が同時に発しても対応できる内容なら出して構わないんじゃないか。もしくはうちの子だけではなく大多数の他の子にとってもプラスだったら臆せずに伝えようよ」という内容でした。

 

この時に妻はあんまり納得していなかったんですよね。「それって結局要望にならなくないか?」って。

 

さて5年後、次男が小2の終わりを迎える頃のことです。夫婦揃って校長室にいました。

「4月から『さくら教室』という制度が始まります。そこに週1時間そこでお子様の授業をさせて頂けませんか?国語や算数や知能ゲームみたいな内容をマンツーマンで行います」とのこと。

 

ずばり告白すると次男は完全なマイペース派。全員で揃って何かを行うってことが非常に苦手でした。長男は反対に皆で揃ってが結構好きなタイプだったので気質が強く出ました。3月下旬生まれということもあってその提案を受け入れることにしました。

 

そして昨年の12月の懇談会でのこと。担任の先生からこんな話がありました。

「さくら教室担当の者からは、もうほぼ完璧に色々とできるので通常学級に戻っても良いのではないか?という報告を受けています。私もその様子を見たことがありますが同じ意見です。ただ続けるのも自由です。正直に話すとさくら教室の中では図抜けて色々とできています」

 

私は「本人がやりたければ続けたいですし、本人が戻りたいなら通常に戻るが今の気持ちです。だから確認する時間を頂きたいです」

 

妻が「夫と同じ意見ですが、他に困っている人がいたり先生が『この子はさくら教室の方が』って思う子がいるならそちらの子に枠を回してほしいと考えます。一人でも多くの人にとって利益がある状態が良いと思うので」

 

先生は「そこまで考えて頂かなくても良いですよ!あ~でも確かにさくら教室を提案したい子がいるのも事実なんです。まあでも本人さんの意思を確認してください。さくら教室で自信を付けて学級でそれを還元してくれれば皆にとって良いのですから」

 

妻が私が6年前に話した内容を発したのが驚きました。

「子ども会や児童クラブの父母会で役をやってよく分かった。今の人は子どものことになるとビックリするくらい自分本位な要望やクレームをポンポン出す。『何かイベントをしてくれ!』その要望に沿ってイベントを行うと『その日程ではうちの子はいけない。違う日にも行ってくれ!』また『うちの子はイベントに行きたくないしその話を聞くと辛くなるから止めてくれ!』『イベントに行かなかった代わりにお菓子か何か配ってほしい』みたいな。あれでは子どもに関わる仕事に就く人がいなくなるわって感じた。私も意見が変わったな。35人のクラスなら35分の1の要望じゃないと破綻するんだって」

 

次男は「『さくら教室』が行事の次に楽しい!」と話しているので、結局今も続けているんですけどね。

 

ネットではたった一人の子育てでもその苦労に愚痴っている人が多い反面、30人40人集まる所の指導者の愚痴には「能力不足」と批判が飛ぶ時代です。寛容に大らかにそして本当の意味での子どもの成長を考える人間・社会でありたいです。