中学の初めての授業参観 | ワンラン日記

ワンラン日記

愛知県岩倉市八剱町「ワン学習塾」の日記。
さらに、代表・犬童の「ラン日記」の二本立て。
2017年は記録足踏みも2018年こそ目指せサブ3!
BEST:10km…40:01 ハーフ…1:26:45 フル…3:10:55

 

「不適切にもほどがある」シリーズもまだ2回残しているのですが、今日は昨日の授業参観の様子を書いておこうと思います。

 

まずはすごい多くの人でした。名簿等を見た感じでは8割くらいの親御さんが来ていたのではないでしょうか。うちのように夫婦で来ている方も2割くらいいたでしょうから、生徒と同じくらいの人数の親が参観に足を運んでいるんですよね。私の中学の頃は2~3割の親しか来ていませんでしたから驚きの変化ですね。

 

中1の各クラスの授業を拝見して、それぞれの先生の特徴や英語の導入を観察しようと考えていたのですが、授業参観は全クラス「学活」でした。まあ年度の最初ですから担任の先生の授業を見るのが相応しいですよね。そして全クラスが同じ内容の活動を行っていました。

 

6人程度でグループを作り、手元には一枚の絵が置いてある。何らかの条件でグループの一人が決められた時間のみ廊下に貼ってある絵を見に行くことができる。手元の絵と廊下の絵はいくつか違う所があり、それを最も早く発見できたグループが勝ち。

 

ルールが明確に分からなかったのは、移動する余地が無くて教室に入ることができなかったからですね。しかし全く同じ授業を私は昨秋に見ていました。小学校の授業参観でウチの子どもたちではない学年が同じゲームを楽しむ様子を見たことがありました。

 

授業の最後には「グループで最も活躍した人」「グループで最も話を上手に纏めた人」「グループで最も積極的に行動した人」をお互いに認め合うような時間があり、最後に「この授業で学んだこと」を書いて終了でした。私が授業参観のたびに書いている「THEグループ学習」でした。黒板にも「これから1年間過ごしていく仲間とともに高めあい、教えあう土壌を作ろう!」のようなことが書かれていました。

 

その後は体育館に移動して学年懇談会。生徒と一緒に聞くスタイルに少し驚きました。学習担当の先生が他の中学から異動されてきた方だったのですが、その第一声が「入学して2週間。本当にみんなが意欲的に過ごしていることに驚いています。特に話し合いの場で臆せずに話す子が多いことに感心しています。まだ出会って少しの時間しか経っていないのに授業の話し合いが積極的にされる様子は素晴らしいですし、それを伸ばしていきたいです」と話されていて、やっぱりペーパーテストよりも主眼がそちらにあるのだと感じました。昨年くらいから市内の中学は学習のめあてを変えてきている感じがありましたが、それを更に強化して進めていくのだろうと思います。

 

反対に定期テストは日程の説明がサラッとあったくらいで、遠足の説明や物品の購入についての方に時間が割かれていました。さらに午後はPTAの総会にも旧知のパパ友さんと出席してきました。塾生の親御さんが大役を担っていて驚きましたね。

 

はっきりと学校は明言しませんが、教員の働き方改革、定員割れが増え続ける高校入試、これからの時代に必要なコミュニケーション力の養成、大学入試で広がる総合型入試に必要な力の養成、これらの方に舵を切っていくのだと感じています。反対に定期テストは回数が減りますし、部活動も地域移行が進みます。

 

学校がその部分を担ってくれるのであれば、ワン学習塾としては「個で学ぶ」色を強くしていこうかと思います。一人で問題と向き合い、頭の中で懸命に思考して回答を出すトレーニングですね。後はシンプルにペーパーテストで結果を残すことのできる力を身に付けるための時間とします。何百人といる学校でグループとしての学びを行い、十数人しかいない塾では個の力を高める。これで2024年度は進めていきます。

 

最後に長男の学年の担任の方には、以前私が勤務していた塾で教えていた子がいます。彼が授業する様子を数分だけ見ました。床に膝を付けて生徒の目線に合わせて何か話している姿が印象的でした。うちの子もある教科を担当していただきます。長くこの仕事をしているからこそ感じる喜びですね。