机上とYouTubeだけでは辛い問題 その2 | ワンラン日記

ワンラン日記

愛知県岩倉市八剱町「ワン学習塾」の日記。
さらに、代表・犬童の「ラン日記」の二本立て。
2017年は記録足踏みも2018年こそ目指せサブ3!
BEST:10km…40:01 ハーフ…1:26:45 フル…3:10:55

 

昨日の内容の続きです。

 

ある私立高校の過去問演習を行いました。その問題と選択肢を分析していきます。それぞれ【学校度】という指標で示していきます。これは学校の社会の授業やその他の活動でどれだけ問題を解けるになるかの数値です。

 

Aさんはどこに行きたいの?

古宇利島!

特に夏場に人気の高い場所だね。

島内には古民家の集落やサトウキビ畑があるし、古宇利大橋という海を横目に渡れるとても長い橋もあるよ。

⇒【学校度20】古宇利島は学校の授業では出てこないでしょうね。サトウキビのみ学校の授業が有効です。私は2010年に妻と古宇利島に行きました。自分でルートや宿を調べていったのでそのような経験があれば忘れないでしょう。

 

①「箱根駅伝」の舞台として有名な場所で、大学生たちが海を横に見ながらたすきを繋いで走る姿が思い浮かぶ場所。

⇒【学校度10】箱根駅伝は授業では身につかないですよね。それでも10にしたのは私が中学の時に修学旅行で箱根に行ったからです。そのような経験を血肉にできるか?

 

② 多くの島々からなっており、その1つである屋久島は世界自然遺産に登録されている。

⇒【学校度50】屋久島が世界遺産なのは授業で扱われますが「鹿児島県」であると分かるかどうかが微妙です。沖縄と感じる子もいるでしょう。BSの自然や旅を扱う番組の視聴経験等が大切になりそうです。

 

③ 豊かな自然と独自の文化を活かした観光産業がさかんで、さんご礁は島を波から守るとともに貴重な観光資源になっている。

⇒【学校度80】沖縄を扱うときに出てくる典型的な文言ですね。

 

④ 豊かな自然資源を活かした農業がさかんな地域で、石狩平野を中心に日本有数の稲作地帯が広がっている。

⇒【学校度100】③と同様に北海道の農業の箇所で必ず触れられる内容です。

 

難易度はそれほど高くありませんが②と③で迷う子は多いでしょうね。

 

 

私は桂浜に興味があるなあ。

知ってる。坂本龍馬の像がある浜辺でしょ。

⇒【学校度30】桂浜は中学社会では出てこないですね。坂本龍馬も世の中で出てくるほど扱われません。薩長同盟を結んだ張本人として出てくるので「土佐」の単語はあまり出てこないんですよね。この辺りは歴史マンガとか桃太郎電鉄とかの経験が生きる感覚です。

 

① 朝鮮半島に近く、大陸からの文化がいち早く伝わった地域で有田焼や伊万里焼などの生産がさかんでもある。

⇒【学校度40】やはり社会ではあまり出てこないですね。私は中学時に美術の教科書か資料集で日本地図と有名な焼き物一覧を見ました。加えて当時の友人に陶器好きwがいて、多治見や土岐に見に行ったことも。有田は車で走ったことがありますが、正に焼き物の街って感じで風情がありました。

 

② 太平洋に大きく突き出る室戸半島先端の室戸岬は、台風の通り道としても知られている。

⇒【学校度20】室戸岬や足摺岬、潮岬などは中学社会ではほとんど出てきません。中学受験の経験がある子は良いでしょうけどね。私は小3の時に見た伊勢湾台風物語が室戸岬を詳しく知ったきっかけですね。あとは甲子園に室戸高校が出てきたときに話題になって進学校と知りました。

 

③ 浜岡原子力発電所があり、ピアノ・医療用機器、お茶、みかんの生産がさかんである。

⇒【学校度50】お茶とみかんで判断でしょうね。浜岡原子力発電所はニュースで時々出てきますが、一般的な中学生には知名度1割だと思います。私はピアノを習っている子にはヤマハかカワイか聞くのが定番ですね。

 

④ この都道府県の北部には吉野川が流れ、南側には太平洋が広がっていて鳴門の渦潮といった観光名所もある。

⇒【学校度50】吉野川も渦潮も出てくるのですけど「四国」の枠組みなので徳島県までの判断は難しいでしょうね。桂浜=渦潮みたいに推測する子もいるでしょうね。結局私にとっては鳴門=鳴門高校&鳴門渦潮高校(旧鳴門工&鳴門第一高校)で甲子園なんですよね。まあ私の日本地理の知識の半分は高校野球で身についたものですw

 

②③④で悩むんですかね。桂浜=海を想像すると3択になりそうです。そこまで考える余裕はあるかないか微妙です。歴史オタク&地理マニアの生徒にとっては秒でできる問題なのでしょうが。

 

残りは明日に続きます。あまり更新していなかったブログを講習中に触ってしまうアンバランス。

 

こちらの高校、問題や選択肢が静岡県を除いて遠方で地方なんですよね。これは遠くまで旅行に行ったことがあったり、テーマパークではなく史跡や世界遺産を見に行ったりするようなご家庭の子に来てもらいたいとするメッセージを感じてしまいました。