無い才能を嘆くより、有る才能を磨こう! | ワンラン日記

ワンラン日記

愛知県岩倉市八剱町「ワン学習塾」の日記。
さらに、代表・犬童の「ラン日記」の二本立て。
2017年は記録足踏みも2018年こそ目指せサブ3!
BEST:10km…40:01 ハーフ…1:26:45 フル…3:10:55

ある女子生徒が言いました。

「先生は丁度いい!」

 

詳しく聞くと、

「緊張するほどカッコよくないけど、毎日見てイヤになる顔でもない!」

 

まぁなんて失礼な発言でしょうか!?

生徒たちにはクリス松村似だとよく言われます。

 

クリス松村ねえ。。。

 

 

いい男じゃん!

阿部寛かと思っちゃいますね。

平成も終わろうとしている現代は、濃い顔はあまりトレンドではないですね。

 

 

こんな講師なら、女子生徒たちは緊張するんですかね。

意味もなく人ごみをうろつくこと間違いなしですw

 

そんなんであれば、身体能力は大谷翔平のスペックが欲しかったですし、

小さく生まれるのであればせめて、身長と体重が同じ白井健三君の肉体が欲しかったな。

米津玄師のような音楽的・文学的才能があれば、今頃は億万長者でしょうか?

 

 

「無いものねだり」って奴ですね。

今年度通っている生徒は、この類の発言が少し多いように感じています。

 

でも逆に「有るもの隠し」をしていませんか?

 

 

いつもボヤキが多いSさんに少し前に言いました。

「短い時間で覚えることなら塾生トップレベル!」

 

「そうですかねぇ。どうせすぐに忘れるんであんまり役に立ちません!」

 

 

絵が上手なMさんに言いました。

「サッといろんな絵を描けるっていいね。僕は絵が苦手だったから」

 

「5教科ができる方がよっぽどいいですよ!」

 

 

こんな感じで無い才能を嘆く割に、有る才能をぞんざいに扱っているケースが多いんですよ。

 

 

ここからは自分のことを書きます。

木曜日にいびがわマラソンの正式なタイムが届きました。

 

 

ネットタイムの3時間31分11秒がスタートラインからゴールラインのタイムです。

見事に1を並べるタイムが出て、ちょっと嬉しかったりします。

ただいつも目標にしている上位10%に入る目標は少し届きませんでした。

タイムにして1分11秒、順位にして6番は次回への宿題ですね。

 

ある程度真剣にマラソンをしている方の到達点として、3時間半は語られることの多いタイムです。

雑誌などにも「サブ3.5を達成する方法」が特集になることもしばしばです。

中身は大抵「月200kmを5~6ヶ月続けましょう」というのが基本です。

半年計画でコツコツ1200km積み上げていくのが、3時間半を切る王道ですね。

 

 

 

 

そしてこれらが私の練習記録。

9月26日に練習を再開して以来、50日間で230kmほどの練習で本番を迎えました。

 

本番のレースで抜きつ抜かれつをして、ほぼ同タイムでゴールした方と、

レース後にしばらく立ち話をしました。

「どれくらい練習していますか?」と聞かれたので、

「月に150kmくらい」

「今年に入ってどれくらい走ったの?」と質問があり、

「600kmくらいです」

 

「少なっ!」と言って、笑顔で話し続けます。

「時々そういう人いるよね。その持って生まれた素質は親に感謝だよ。でもキミみたいに能力があると、なかなか泥臭い練習ができないんだよな。少しの練習でもまあまあ成功しちゃうから、それ以上にいけないんだよ!」

 

普段の私を知っているような指摘に思わず焦りました。

 

「まだ、若いんだからさ。ちょっと真剣にやれば3時間切れるよ。もう私は50手前。月に300km走っても3時間20分くらいが限界だから、君が羨ましい!」

 

何だか嬉しいような、情けないような。

でも確かに持っている能力をきちんと磨き切っているかと言うと、そうでもないかもと反省しました。

 

これは仕事でも一緒です。

私は持っている能力をきちんと使い切っているのだろうか。

「無いものねだり」をする以上に、「有るもの隠し」「有るもの殺し」をしていないだろうか。

 

きちんと能力を使い切って生きていきたいと思いました。

日々の仕事をもう1回見直し、家族でのあり方を考え、3時間を切るための取り組みに向かいます。

 

マラソン後のひょんな会話から、そんなことを考えた1週間でした。