現在中3生の保護者様と、公立受験校決定前の進路面談を行っています。
そのような中で特に印象に残ったお話を。
K君は、お兄さんも中3の1年間、面倒を見させて頂き、
1年ブランクがあって、彼を中2の時から見ています。
基本的にK君のお母様が「褒める、よくやっている」というスタンスで、
話をされたことは今までに一度も無かったはずです。
「もう少しきちんとできるはず。」「あきらめがはやすぎる」
「勉強を始めたと思ったらあっという間にスマホに。。」
こういった話を会うたびにされていました。
それが今回は、
「遅いことは承知していますが、正月くらいからよく頑張っていると思います
スキマ時間も勉強していますし、私が仕事で帰りが遅くなった時も
兄に確認すると、『勉強してからメシ食って塾言ったよ』と教えてくれます
やっとエンジンがかかってくれました!」
私も用意してあった全県模試の結果をお母様に見せます。
結果は今までで最高の偏差値。
志望校が無理のレベルから勝負できる所まで上げてきた結果です。
私も
「まだ100点とは言えませんが、90点くらいの取り組みはできています。
結果も伴ってきているので、またこれを頑張る糧にしてほしいですね」
こういった感じで始まったので、和やかな雰囲気で面談は進みました。
最後に私から
「お兄さんの時も含めて、このように机を挟んでお話するのは
多分最後になると思います。今までどうもありがとうございました」
そうするとお母様から
「勿論、合格はしてほしいですけど、それよりも何よりも息子2人が
『先生と出会えた』ということが、最高の財産です。ありがとうございます。」
この後、面談が終わり少し目に涙が溜まりました。
決して順風満帆に成績を上げてきたわけでもないのに、
ここまで言ってもらえたことに恐縮と喜びを感じました。