家庭教師の仕事をしていると、宿題をやってきてくれなかったり、一度やったことを忘れていたり、やる気がなかったりと悩みは耐えません。そして、注意しても改善しないこともしばしば。いつも同じように注意するだけでは、関係がぎくしゃくするだけ。
そこで今回は、生徒さんをやる気にさせる言い方を紹介します。
やる気にさせる言い方のキーワードは、「認関肯称」(にんかんこうしょう)。認知、関心、肯定、称賛の頭文字をとったものです。まずは、認知と関心。これは、こちらから話しかけるだけでOKです。話しかける時は、名前も呼ぶようにするとより親密度が増し、信頼関係が強くなります。
肯定とは否定しないことです。「違うだろ!」などと言って話を遮らないことが大切です。たくさん話をさせるようにしましょう。
称賛とはほめることです。ただ面と向かってほめるだけではなく、「お母さんが、ほめていたよ」というように第三者の言葉として伝えると効果は倍増します。また、手紙やメールを利用して、称賛を文字で残すという方法も活用するとより効果的です。