2013年03月に寄せられたガッツ家庭教師の先生たちの指導改善策をまとめてみました。共感できる内容もあると思います。是非、指導の参考にしてみてください。今回は、
◆1.英文法が苦手編 5つ
◆2.集中力が続かない編 6つ
◆3.字が汚い・書けない編 3つ
◆4.漢字が覚えられない編 2つ
◆5.英単語が覚えられない編 2つ
◆6.宿題をしてくれない編 3つ
◆7.カベを活用した指導編 2つ
◆8.○○が苦手編 4つ
◆9.ノートをとらない編 2つ
◆10.一度やったことを忘れる編 4つ
◆11.解くのが遅い編 2つ
◆12.計算ミス編 2つ
となっています。
◆ 英文法が苦手編
英文法が複雑な問題が分からない。(S先生)
教科書をもとに英作文問題をつくり、英作文力を養いながら文法の整理をする。整理の際は一つ一つ丁寧に行う。
英文法がやや不安定である。(M先生)
幅広い範囲があるが、『今日は○○』といったように毎回特定の範囲から地道に固めていく。
英語の文法(SVOCなど)が分かっていない。(K先生)
英語独特の語順を理解させ、普段から今までの文法の復習をさせつつ教える。
⇒アドバイス:文法まとめ表をつくってあげると進みが早いですよ
疑問文・否定文が自分で作れない。(K先生)
・単元ごとに疑問文・否定文を整理させる。
・それぞれ思い出すきっかけを覚えさせる。(Ex:疑問文=“?”、否定文=“not”)
英文を作ることが苦手。(K先生)
“穴埋め”⇒“並べかえ”⇒“作文”のように順に難易度をあげていく。
◆ 集中力が続かない編
AM9:30~11:30の指導中、ときどき下を向いて眠たそうにしている。(S先生)
なるべくこちらから発言を促してあげることで、一方的な指導にならないように心がける。
指導中に眠たそうにしている時がある。(K先生)
学校から帰った直後に30分ほど仮眠をとらせておく。
集中力が長続きしない。(N先生)
「ここまでは終わったら休憩」など具体的な区切りを約束いてあげることで、メリハリをつけた指導をする。
たまに集中が乱れてしまう。(U先生)
既存の教材だと飽きてしまうので、クイズ要素やパズル要素を取り入れた自作の教材で楽しみながら学んでもらう。
集中にムラがある。(O先生)
集中が途切れたと感じたら、多めに休憩をとらせて気分転換をさせる。
宿題はきっちりしてくるが、指導中に問題を解いてくれない。(O先生)
その日の最初に「今日やりたい事」を決めて、その日の目標をかならず達成できるように頑張らせる。もちろん、その日の生徒の様子(集中できるかどうか)を考慮する。
◆ 字が汚い・書けない編
字が枠からはみ出していて汚い。(T先生)
鉛筆の芯が丸くなったら削る習慣、そしてゆっくりと書きマスの中に収める習慣をつけさせる。出来たらこまめに褒めるようにする。
とにかく字が汚い。(Y先生)
ゆっくり丁寧に書くように注意を促す。また、マスの大きいノートを使わせてみる。
答えを記入する時の字が汚い。(S先生)
雑な字を書いたら必ず書きなおさせる。下手でもいいから丁寧に字を書くよう伝える。
◆ 漢字が覚えられない編
漢字がなかなか覚えられない。(O先生)
同じ漢字をその日一日だけではなく、繰り返し解かせて定着させたい。生徒は『一度やった漢字をまた書きたくない。』とごねるが、復習の大事さを教えていく必要がある。
⇒アドバイス:漢字の小テストを実施するなどして、必要性を実感させてあげると良いですよ。
漢字を覚える事ができない。(O先生)
テストを実施して、間違えた感じをノートに3回ずつ書かせるようにする。飽きさせないように毎日の宿題のやり方を変える。
◆ 英単語が覚えられない編
英単語を覚ようとしない。(I先生)
毎回小テストをして、覚えさせていく。
英語の単語が覚えられていない。(K先生)
毎日単語をノートに練習させる。そして単語テストを実施する。
◆ 宿題をしてくれない編
宿題をする際、答えをみて解答している。(I先生)
『何故答えをみて宿題をしてはいけないのか』をしっかりと生徒に説明する。
答え合わせを含めて宿題にしても、自分で間違ったことの「直し」をやらない。
「直し」をしてこなかった宿題に関しては受け取らない。
宿題のやる・やらないにムラがある。(K先生)
日割りの宿題帳を作り、、毎日確認しながら1週間の宿題をこなしてもらう。
◆ [カベ]を活用した指導編
音読をする際の姿勢が悪い。(T先生)
絶えず注意をすることで意識させる。(Ex:椅子に深くかける。背筋を伸ばす。腕をまっすぐ机の上に伸ばす。)これを意識して音読した事に対して評価をし、『音読をする時には姿勢が重要』と意識づける。
⇒アドバイス:理想の姿勢の図を印刷してきて、カベに張って日常から意識させるようにしてみてください。
図形の面積の公式が覚えられない。(N先生)
指導毎に確認をさせたり、問題をたくさん解いていく中で定着を図りたい。
⇒アドバイス:カベに公式を書いた紙を張っておくことで、意識させるという事もいいかも。
◆ ○○が苦手編
小数計算が苦手。(G先生)
割り算の筆算の練習をさせる。その際に小数点を見やすいようきれいに書くよう指導する。
理科の圧力が苦手。(S先生)
問題集を使って考え方を理解させる。本人は理解しつつあるので時々抜き打ちで出題する。
数学の不等式が苦手。(K先生)
“≦”“>”などの意味の違いなどをしっかりと理解させる。日常生活に結び付けて教えると理解しやすい。
数学に苦手意識がある。(M先生)
苦手な事(数学)に対してもやるべき事をちゃんとやれるように、『やる時・やる場所』を決めてあげる。
◆ ノートを取らない編
国語のノートが取れていない。(S先生)
新学期になるので、気持ちを切り替えさせ『まず一週間しっかりノートをとる事』と期限を決めて頑張らせる。
ノートをあまりとらない。(I先生)
毎回の指導時に、言った事で重要な事などをノートに書き取らせて習慣付けをする。
◆ 一度やったことを忘れる編
以前やった問題をまた間違えてしまう。(N先生)
復習ノートをつくり、間違えた問題についてはそこに書き込んでいく。また間違えた問題についてはチェックを入れて要復習問題とする。
重要事項が覚えられない。(O先生)
授業中や終わる時にも何回も確認してみる。次回にも確認。
一度やったことについて忘れてしまう。
指導中に小テストを実施する事や、宿題を通して、以前指導した内容の復習をしていく。
教えた直後でも答えられない事がある。(K先生)
答えに近いヒントを多く出し、答えやすくさせておく。
◆ 解くのが遅い編
問題を解くのが少し遅い。(T先生)
問題を解くにあたって『たくさんの解法の中からこの問題にはどの方法を使えばいいのか』と迷っている。それは分野ごとの理解が不完全だから生じる考えられるため、1つずつしっかりと詰めていく。
⇒アドバイス:解き方や手順を教えるようにすると良い。
考える時間が長い。(Yさん)
深く考える事は良い事、しかし1つの問題に書ける時間が長すぎる。一つ一つの問題に制限時間を設けて取り組ませるようにする。
◆ 計算ミス編
計算ミスが多い。(G先生)
見直しする癖を身につけ、どこで計算ミスが起きやすいのかを理解してもらう。
計算ミスが多い。(I先生)
計算過程をしっかり先生に分かるように書いてもらう。