無駄な投資 | 一人息子は会話のできない自閉症~ときどき不妊治療~

一人息子は会話のできない自閉症~ときどき不妊治療~

いや、まだ一人息子と決まったわけじゃないけど。息子6歳。一往復の簡単なコミュニケーションはできます。会話できませんがエコラリアは天下一品。障害児育児と不妊治療の愚痴を綴った本音ブログ。

 

 

 

 

 

今日は息子のピアノの日。

 

 

秋くらいから、レッスンは母子分離するようになった。

(つわりが重いのと、一緒にいたら私が息子のふざける態度にイライラしてしまうため)

 

 


息子は年少の頃からピアノをやっている。

 

引っ越しで一旦中断するも

 

年中の冬からピアノを再開。

 

 


今で19ヶ月習っていることになる。 

 

 

家でピアノを弾くことはほとんどない。

 

 

最近、楽譜に色のついたシールを貼るという予習をしていないので

 

 

そろそろ予習しないとな・・・

 

 

と思い、今日の朝楽譜にシールを貼るという作業をした。

 

 

 

 

 

 

ドレミを色で判別するというやり方。

 

 

楽譜を見て1こ高い音、低い音という認識はできないので

 

私が鍵盤を見せながら

「赤の一つ下の音は何色?」と訊きながらシールを貼っていく。

 

 

 

 

 

 

息子わからず。

 

 

「じゃぁ、赤の1つ低い音は?」

 

 

息子わからず。

 

 

(1つというのがわからないのかな)

 

 

「1つ低いということは赤の隣にあるものだよ」

 

 

息子わからず。

 

 

久しぶりにキレました。

 

 

言ってることが伝わらないイライラ。

2年近くやってて楽譜読めない現実。

 

 

毎週毎週隣の市までの送りも楽じゃない。

 

 

今年度の金曜日は、このピアノのために放課後デイは休むことになってる。

 

 

月に6000円の月謝。

 

 

今のところ全く価値が見えない。

 

 

興味はあるけど

なかなかうまくできない、だったら分かる。

 

 

興味なさそうなんだもん。

 

 

単に先生の家に遊びに行ってる感じ。

  

 

先生は、音楽療法の知識もあるらしく

自閉症に対しての理解もあるということで安心していたんだけど

 

私的にはちょっとビジネスライクな人だなという印象をもっている。

 

 

年少のときに教えてもらっていた

超ベテランのアラコキ(推定70代)のおばあちゃん先生の言葉が心に残っている

 

 

「自閉症の子は相当根気がいる」

 

 

 

本当にそうだと思う。

 

 

楽譜のオタマジャクシを捉えることが難しい。

 

 

そして、自閉症じゃなくても

この年の子どもなら、興味なければやらないのが当たり前。

 

 

息子はいたって普通。怠けているわけではない。

 

 

こどもが興味持つためには

親がまず興味をもって、楽しそうに誘導してあげなければならない。

 

 

「ちょっとピアノ弾いてみるねー」

「今日習ったとこ弾いてみて?」

 

 

とか?

 

 

非常に言いにくいことだけど

 

 

 

ピアノ嫌いなのよ。

 

 

中学のときに

 

「数学とピアノは私の人生に必要ない」と

 

 

心の窓を閉めました。

(音楽の成績は「2」でした)

 

 

息子がピアノを習っているのも

 

 

発達のため。

幼少期から続けてきた趣味として息子の糧になるかもしれない

 

 

それだけ。

 

 

まさか自分から決別した音楽を

将来こういう形で向き合わないといけなくなるとは。

 

 

「もう、ピアノやめる?」

 

 

と訊くと

 

 

「やる」と一言。

 

 

ほんとかよ。反射で言ってるだけなんじゃないの。

 

 

でも、これで「やめる」って言われなくてよかった。

 

 

だって私がやめたい気持ちになってるから。

 

 

息子がやめると自ら言わない限り続けてやりたい。

 

 

もしかしたら、一生物の趣味なるかもしれないし

続けてこられたことが自信になるかもしれないし。

 

 

期待は手放そう。

 

 

 

下矢印今日はこっちも愚痴っちゃったわ。