障害児に見えない障害児 | 一人息子は会話のできない自閉症~ときどき不妊治療~

一人息子は会話のできない自閉症~ときどき不妊治療~

いや、まだ一人息子と決まったわけじゃないけど。息子6歳。一往復の簡単なコミュニケーションはできます。会話できませんがエコラリアは天下一品。障害児育児と不妊治療の愚痴を綴った本音ブログ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回入院したときは、私は息子の療育に熱を入れていました。

 

朝食の牛乳でプロテイン作りをし

 

どれだけ暇だろうと、メディアは見せず

 

箸の持ち方の練習

 

音読

 

読み聞かせ

 

数字カード・・・

 

 

などを入院中行っていました。

 

 

今回は・・・なんもやってません。

 


一応プロテインとかグミサプリなども持ってきましたが

作ったり、容器を洗ったりするのがめんどくさくてやってません。

 

 

メディアも、本人の要求のまま1日1回映画のマリオを見せています。(1時間半。ソレ以上はさすがに見せていませんが)

 

 

 

 

本人ヒマだったらもういいんじゃなぁ〜い??メディアに頼ればぁ〜〜

 

 

息子は映画観れてハッピー、

私は1時間半静かな時間を得られて

WIN×WINの関係よぉ〜

 

 

そして息子は映画を見ていない時間は

廊下へ繰り出し、色んな人に声をかけるということをしています。

 

 

以下、息子がちょっかい出す主な相手下矢印

 

 

①個室にお住まいの2歳年下の女の子Kちゃんとそのママ

 

Kちゃんを見ると

「あ〜〜Kチャァ〜ン!!アソボー」とテンションが高くなる。


常にKちゃんが部屋から出てこないかチェックしている。


一緒に遊んだ後は次回の遊ぶ約束を時間を訊いて取り付けようとする。


一緒に遊べば盛り上がるが、いつもKちゃんに付き添っているKちゃんママに申し訳ないので


毎回息子にこっそり「Kちゃんにも都合があるから、しつこくしないで」など注意をしている。

 

息子は発達が2年ほど遅れているので

Kちゃんと遊んでいても同い年の子と遊んでいるかのように波長が合っている。

 

 


②部屋を掃除してくれる掃除のおばちゃん

 

前回入院からの顔なじみ。

掃除のおばちゃんがいれば「ソウジノオバチャ〜ん!!」と喜び

おばちゃんについていく。


「ココ イマカラソウジスルノ?」「モウ カエルノ?」など質問を多数する。


おばちゃんは息子をかわいがってくれて、私を通じてお菓子もくれたりする。


土日はおばちゃんはお休みなので

「オバチャンイナイカラツマンナイ」と言っている。

 


が、しかし


 

マリオのDVDを観ているときにおばちゃんが部屋を掃除に来てくれても

DVDに夢中で塩対応をする息子。

 

 

 

③看護師さん

 

子どもの患者が多い病院なので

子ども好きで子どもの対応がうまい看護師さんが多い。

看護師さんを見つけると話しかけている様子。

 

看護師さんたちが出勤してきたら

「シンセンナ オニクがキタネー」と

マリオの映画のエコラリアを発する。

 

看護師さんたちは、息子が自閉症ということをたぶん知っていると思うので

外の世界にいるときのようにフォローに奔走しなくていいので気が楽。

 

 

そのつもりで先日掃除のおばちゃんと話しをしてて

息子が自閉症という話になったときにとても驚かれました。

 

 

「ほんとに!?見えない。全く見えない」

 

 

見た目ではそうなんですよね。

 

 

でも息子と同じくらいの年の子どもを持つ親だったら

自分の子と比べられるから、多分ちょっとおかしな子と思われると思います。

 

 

おばちゃんとかおばあちゃん世代の人は

子どもはこんなものねと、年齢別の微妙な発達の違いには気づきにくいと思います。

 

 

今まで結構積極的に自閉症ということを言ってきたけど

あまりいちいち言わなくてもいいような気がしてきました。

 

 

でも、障害児に見えないからこそ、

少しズレてるところを「人格」として受け取られやすいのも悩ましいところではあります。

 

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