威圧的な小学生 | 一人息子は会話のできない自閉症~ときどき不妊治療~

一人息子は会話のできない自閉症~ときどき不妊治療~

いや、まだ一人息子と決まったわけじゃないけど。息子6歳。一往復の簡単なコミュニケーションはできます。会話できませんがエコラリアは天下一品。障害児育児と不妊治療の愚痴を綴った本音ブログ。

 

 

 

 

 

 

 

病院には個性的な患者さんが多くいます。

 

 

身体的・精神的に障害がある人や

幼少期から入院してる小学生など

(もともと体に不具合があった人が多い印象)

 


普段の生活を送っていたら、こういう人たちがいることを知らないままだったと思います。

 


さすがに前回の入院から1年半経っていると

知っている患者は一人くらいしかいませんでした。

 


みんな無事に退院したんですね・・しみじみ

 


(看護師さんはまあまあ顔ぶれ変わりなく・・・)

 

 

普段の生活では息子の障害も、奇異な個性も浮きがちですが

 


そんないろんな人がいるこの中ではただの「キャラ」です。

 

 

前回の入院では夏休みシーズンで患者さんが多かったですが

今はその半分くらいの人数です。

 

 

息子も相手をしてくれる人が少なくて、暇そうにしています。

 

 

手術が終わり、3日目にはもう元気になり

前回同様車椅子で病棟を徘徊し、いろんな人に声をかけ始めました。

 


ところがある男子小学生がいると自分の個室に戻り

 

扉を閉めて、カーテンまでぴっちりと閉めます。

 

 

今までそんな人を避ける行動を見たことがなかったので


「どうしたん?」と訊くと

 

「オニイチャンガイタラ カエル」とかしか言いません。

 


しばらくして、扉を開けて小学生たちがいないと確認すると

また病棟を徘徊します。

 

 

息子はこういうオープンクエスチョン式の質問や、説明すること、自分の感情などをうまく伝えられません。

 

 

翌日



前回の入院から知っている、部屋を掃除してくれるおばちゃんに


「小学生がいたら逃げるように部屋に戻ってくるんですけど、なんでなんでしょうかね〜?」と訊いてみたら

 

 

 

小学生に

 

「どけ!!ガキ!!」

 



と言われているのを見たそうです。

 

 

やっぱり、そういうことされたのか・・

 

 

まぁできるなら

 

 

「うちの息子に何言ってくれてんの?お前もガキやろが!!」

 


と、グーで殴ってやりたい感情が湧きましたが

 

 

まだ子ども間でのその程度のやりとりならしばらく静観しようと思いました。

 

 

(んで、殴り合いになったら今の私では負ける可能性が高い、妊娠後期の弱者な私)

 

 

ほんで、それは目撃情報として出てきた一部のことで

本当はもっとなにかあるかもしれません。

 

 

今日また部屋に逃げてきたので

 

「なにかされた?」

ときいたら

 

 

「(車椅子)つかんでブレーキかけられた」というようなことを言っていました。

 

 

状況見てないからどういうシチュエーションかは分からないけど


車椅子が動いているときに突然それをされると危ない行動です。

 

 

 

私がつきっきりで守るのも無理だし(食事以外の時間ずっと部屋から出てる)



見てないことを看護師さんに言うのも違うし



小学校に入れば、こういう子どもやシチュエーションは山のようにあると思います。

 

 

こういう経験を積んでいかないといけないと思うのです。

 


きちんと、「逃げる」という自衛を働かせていることは上出来です。

 

 

私ならそういう奴がいれば会いたくないから部屋に引きこもるし、


そいつが共有スペースにいたら

自分が共有スペースに行かない小心者だけど

 

 

さすがは息子

 

 

近くにその小学生がいなければ

臆することなく、一定の距離を保ちながら廊下や共有スペースで他の子と遊んだり看護師さんにちょっかい出したりしています。

 

 

ちゃんと逃げるし

かといって、引きこもらない

 

 

どうせあと数日のこと。

 

これも経験と思って注視していきたいと思います。

 

 

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