早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」 -2ページ目

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

野党の皆さんはさぞかし大喜びされているだろう。

党内基盤が脆弱な石破さんには支持率が50パーセントの現状では、とても自民党の現職議員からの様々な要請を撥ね退けるだけの力はなかったということだ。

非力な石破さんがよくここまで来れたなあ、と思っているくらいでいいのではないか。

とにかく内閣を発足させ、衆議院解散までの道筋をどうにかこうにか付けることが出来た。

大鉈を振るうのは、国民の皆さんにお願いします、ということだろう。
非力な石破さんがあまり無理をすると、そこで自民党がガラスコップのように粉々に砕け散ってしまうかも知れないので、取りあえずはこれ以上自民党内に波風を起こすことは見送っておこう、と決意されたのかも知れない。

野党の皆さんは大喜びしているはずである。
これで、自民党を思いっ切り叩くことが出来る、裏金議員を叩き落とすことが出来る・・、などと。

石破さんには覚悟が出来ているはずである。
どうぞ、皆さん、思い切って叩いてください、と。

参議院議員の音喜多さんが衆議院選挙に出馬するという話が以前から流れていたが、今の維新では衆議院小選挙区での当選は事実上不可能だろう。

何かの懲罰で参議院議員を辞めて、落選覚悟で衆議院選挙に出馬することを強制されているのならともかく、何の落ち度もないのに参議院議員を辞職せざるを得なくなるというのは実に勿体ない話である。

週刊文春の予想では、維新は今回の衆議院選挙では若干議席を増やしそうだということだが、果たして東京の選挙区でそんなことが可能か、実に怪しい。

まあ、音喜多さんが衆議院選挙に立候補すれば維新の党勢拡大に繋がる、ということであれば別だが・・。

しかし、どう見ても、今の維新は衰退の途上にありますね。

検察官が不起訴にしたからと言って、政治資金収支報告書への不記載が免責されるわけではない。

赤信号、みんなで渡れば怖くない、などと言われるが、だからと言って赤信号で渡ってもいいですよ、などと言い出す人はいないはずである。

検察当局からお目こぼしになったからと言って、政治資金収支報告書への不記載が正当化されるわけではない。
不記載金額が一定金額を超える人が自民党から公認を得られなくなっても、これは止むを得ない。

みんながやっていたというだけでは、何の申し開きにもならない。

公認されなかったということで自民党の新執行部に文句を付けるような人は、そもそも政治家と資質に問題があったということだ。

何人公認されないことになるのか分からないが、公認されないことが分かったら自分の方から政治の世界からの引退を表明されては如何か。
少なくとも世代交代の一助にはなるはずだ。
自民党の総裁選で自民党に生じた亀裂は、思った以上に深いのかも知れない。

首班指名選挙では造反議員は一人も出なかったようだが、だからと言って自民党が一枚岩になっているとはとても言い難い。

あちらこちらに罅が入っているようなものだから、力の加減が悪ければどこかで割れてしまいかねない。

いつも正論を述べる石破さんが言行不一致だとか、嘘吐きだなどと批判される状況になっているのだから、自民党が実に危うい状況にあることは間違いないだろう。

野党の皆さんにとっては政権奪取の絶好のチャンスが目の前に来ているといっていいのではないか。

立憲民主党の実質上の選挙責任者は、豪腕で鳴らしてきた小沢一郎氏のようである。

このチャンスをものにすることが出来るかどうか。

何にしてもこの度の衆議院選挙は、激動の時代を迎えている我が国にとって私たちの記憶に残る大事な選挙になりそうである。
SNSでは、石破さんを非難する人が一定数いるのだが、石破さんを嘘吐きだと断言する人は、そういう投票をされたらいいだろう。

投票の秘密は守られているのだから、ご自分で自ら自分の投票先を明らかにされない限り、誰に投票したか、どこに投票したかで何らかの不利益を受けられることはないはずだ。

我が国では、立候補の自由も投票の自由も保障されている。

そこが専制主義国家とはまったく異なっている。

これから先も議会制民主主義を護っていくために、皆さんにはしっかり選挙権を行使していただきたいものである。

棄権は、危険である。
大乱の時代が目の前まで来ているのかも知れない。

少なくとも、維新の中は大乱に突入したのかも知れない。

この大乱の渦中に巻き込まれるのが嫌な方は、逃げるなら今の内だろう。

遂に、大阪で始まった。

その内に東京にも飛び火してくるだろう。
維新の看板が役に立たなくなっている。

創業者の橋下徹氏の動きも如何にも怪しい。
ご自分では動くつもりはなさそうだが、言論戦での働きは抜群のようである。

さて、どうなりますかね。
子どもだなあ、などということは言わないことにする。

84歳だということだが、さすがに馬術でオリンピックに出場されただけのことはある。
あの体形は日頃の精進のお蔭なのかも知れないが、背筋がピンと伸びて、歩きぶりも実に素晴らしい。

体幹がよほどしっかりしているのだろう。
二階さんとは雲泥の差である。

菅さんの体調もどうやら思わしくないようなので、麻生さんの一挙手一投足に注目が集まる。

このまま最後までそのダンディーさを維持していただきたいものである。
後期高齢者の世代で麻生さんほどの矍鑠ぶりを示している人には滅多にお目にかかれない。

ちょっと厄介だが、隅には置けませんね。
いきなりステーキという商売が一時流行っていたと思うが、いつの間にかどこかに行ってしまったようだ。

今回の選挙はまさにいきなり選挙ではあるが、さて世間の評判は如何か。

邪道であることは間違いないから流行らないと思うが、まあ、今回は仕方がないだろう。

自民党総裁選で小泉進次郎氏の選対の代表みたいな存在だった小倉將信衆議院議員が次回衆議院選挙には立候補しないことが今日明らかになった。

健康問題を抱えているからということのようだが、これも衆議院の解散が10月9日に予定されているからということで、こういう予告があるからこその不出馬表明だろう。

不意打ち解散だったらとてもこうはならない。
無用な混乱を最小限にするという意味で、石破さんはそれなりにいいことをやっている、と言っていいのだろう。
立憲民主党はじめ野党の皆さんにもそれなりに勝機があるのだから、皆さん、大いに頑張られることだ。

審判の対象となる事項は以前から明らかになっているのだから、皆さん、愚直に国民の審判を受けられたらいい。

統一教会から支援を受けるような国会議員を国政の場から排除したいと願っておられた方々にとっては自分の思いを遂げる絶好のチャンスになるだろう。

派閥のパーティ券売上金の一部の還元を受けたのにも関わらず、これを政治資金収支報告書に記載しないまま自分の政治活動の資金に流用した国会議員を国政の場から速やかに退出させたいと思っていた人たちにとっても今回の衆議院選挙は自分の思いを実現する絶好のチャンスだろう。

主権者である国民の皆さんが自分が主権者であることを実感出来る最高の舞台が、実は選挙である。

皆さんの一票で政治を動かすことが出来るのだから、喜び勇んで皆さんの投票権を行使していただきたいものだ。

投票率が5パーセント上がるだけで選挙結果が大きく変わると言われている。

石破さんは、駆け引き無しで即座に国民の審判を受ける道を選んだのだから、皆さん、しっかり選挙戦を戦っていただきたいものだ。

論より証拠である。
まずは、結果を出すことを優先されることだ。
名古屋市長の河村たかしさんが日本保守党の公認で衆議院選挙に立候補することを表明した。

自民党を離党した参議院議員の世耕さんは、参議院議員を辞めて無所属で衆議院和歌山2区の選挙に出るようにしたようだ。

女性スキャンダル報道等で自民党を離党し、衆議院議員も辞職した宮澤博行氏も無所属で衆議院議員選挙に立候補することにしたという。

いざ選挙ということになると、色々問題を抱えている人も血が騒ぐようで、あちらこちらから人が湧いたように出て来るものである。

私の血も騒ぐが、奈何せん歳を取り過ぎた。
ここは、若い方々にお任せするしかない。

選挙は想像以上に大変なので、環境が整っていない人や選挙にそもそも不向きな人には決してお勧めしないが、出来るだけいい人にチャレンジしていただきたいと願っている。与野党を問わず。