一般の方々にはあまり知られていないかも知れないが、自民党の中堅以上の国会議員の中ではそれなりの存在感を発揮しているのが、元官房長官の加藤勝信氏である。
私が見ている限りでは、格別の敵がいない珍しい政治家である。
平成15年初当選同期組の仲間であり、同期の集まりの世話人を務めるくらいに人のために汗をかくことを厭わない堅実そのものの政治家であるが、一匹狼が多い雑多な集団のまとめ役としては最適な存在であることは間違いない。
決して俺が俺がと前に出たがるような人間ではないが、いざとなればどんな難題にも真正面から取り組んでそれなりの結論を出すことが出来る能力を秘めている。
菅さんの意中の人がどなたか未だに明らかになっていないが、加藤勝信氏が菅さんの意中の人の一人であることはまず間違いないところだろうと思っている。
7月26日頃に自民党総裁選の選挙管理委員会のメンバーが明かになるようだが、いよいよ総裁選に向けての火蓋が切られることになる。
いよいよである。