イギリスの保守党の不人気ぶりは明らかだったので、今回の選挙結果は当然と言えば当然なんだろう。
要するに、イギリスの国民は保守党政権に対してNO!と言いたくてこの日を待っていた、というだけのことで、労働党の政策がイギリス国民の支持を受けたからだなどと短絡的に結論付けない方がいいのかも知れない。
さて、翻って日本はどうか。
現時点では、自民党に対する批判は強いが、だからと言って直ちに自民党を政権の座から追い出すべきだ、とまではなっていないように思う。
自民党にお灸を饐えたいが、お灸を饐える程度を超えての措置まで求めている人はそれほど多くないように思う。
もっとも、だからと言って自民党が何もしなければ自民党にはもう任せられない、自民党を政権の座から直ちに追い払うべきだ、という思いが国民の心を支配するようになるかも知れない。
まだ大丈夫、などと高を括らない方がいい。
まずは、7月7日の選挙結果を見ることである。
都議会議員補欠選挙で、ある程度現在の自民党に対して有権者の方々がどう評価しているか見えてくるのではないか。