男子三日会わざれば刮目すべし、などと言うが、この数日間で永田町の風景が様変わりしたようだ。
つばさの党の家宅捜査から４日目でつばさの党の幹部３人の逮捕に踏み切った、というのも凄いことである。
警視庁が５０人規模の特別捜査本部を開設したという話があるが、これも実にいい。
検察当局との慎重な打ち合わせを踏まえての特別捜査本部の設置のようだから、検察当局、警察当局が本気で今回の事件に対処することは確実だ。
現行法でどこまで対処出来るのか、という議論があったが、検察、警察の司法当局が本気で対処すれば相当のことが出来ることが明らかになるだろう。
この種の案件に特別の関心を抱いているはずのNHK党の立花孝志氏が今回の事件で逮捕された人は何の反省もしないはずだから、まず実刑になるだろう、などと述べていることからも、今回の警察当局の対処は適切だった、ということになりそうである。
今回の事件で有罪判決が確定すれば、これが重要な先例となり、これまで事実上放任されていた様々な選挙妨害事犯等に対する警察当局の対処が変わるはずである。
選挙運動に従事される方々は、今後は、くれぐれも警察当局の行き過ぎ捜査を招かないよう留意しながら、適切な態様での選挙運動を展開されることが肝要だろう。