岸田さんの支持基盤は極めて脆弱だと思われるので、岸田さんの内閣で国家の運命を左右するような重要な政策を後戻り出来ないほど決定的に決めてしまうようなことは差し控えておかれた方がいいと思う。
防衛政策然り、原発回帰政策然り。
ウクライナの現下の状況を見れば、日本の防衛費の増強等を急ぎたくなるのは人情だが、それでもここは一旦立ち止まるべきである。
今政府が検討していると言われている防衛政策の見直しは、結局は日本を現状より更に危うい状況に追い込みかねない。
防衛大臣や外務大臣を歴任した河野太郎氏は、いつまで口を閉じているのだろうか。
原発回帰政策への転換も然り。
国民の目の前に日本が直面している様々な重要政策課題を突き付けるのはいいが、決定は先送りした方がいい。
岸田さんは、その内閣がひ弱なのに、何でも今の段階で結論を出そうとしているようだ。
支持率よりも不支持率が上回っていることは、十分承知のはずなのに、随分無理をしているように見える。
まあ、今は、問題の所在を明らかにする程度で留めておかれることだ。