やはり、聴衆に勢いがないのは否定出来ませんね | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

田中龍作という方の論稿がしばしばブロゴスに掲載されているので、私も時々読ませていただいている。

取材現場で実際に見聞したことをありのままに書いておられるようなので、主だった候補者の選挙戦の実情や選挙情勢の実際を出来るだけ正確に把握しようとする時に参考になる。

勿論多少のバイアスはあるのだろうが、田中龍作氏が実際に取材現場で聞いて来られた一般聴衆の方々の声は貴重である。
必ずしもその方の声が聴衆全体の声を代表しているとまでは言えないのだが、その呟きにも似た小さな声が大事なことを伝えていることがある。

「聴衆に勢いがない」というのは、田中龍作氏本人の感想でもあるのかも知れないが、私が垣間見た街頭演説の場での雰囲気も似たようなものだった。

おう、選挙がドンドン変わってきているな、というのが、私の率直な感想である。

やはり、コロナの影響で2年近く外出を控えたり、あらゆる集会や会合から遠ざかってきた影響が選挙戦にも現われているようである。

マスク越しの話は聞きにくいし、握手なしのグータッチでは本当の交流にはなり難い。

ソーシャルディスタンスを保つことは、コロナ対策に有効だが、選挙の現場ではなかなか厄介だ。
選挙では、出来るだけ密にならないと効果が挙がらない。

そういう意味では、街頭演説の繰り返しで多くの支援者を集めてきたれいわの山本太郎氏にとっては試練続きの日々だったろうと思う。

今回の衆議院選挙で議席獲得が有力視されているれいわ新選組ではあるが、蓋を開けて見るまではやはり分からない、と言っておいた方がいいだろう。