今回の自民党総裁選は、やはり面白い。
自民党の党員でない人も、今回の自民党総裁選には参加したいそうだ。
岸田派を除けばどの派閥も派閥単位で投票する候補者を一本化するようなことはしないそうだから、一種の国民投票的な雰囲気が出始めている。
自分の一票で何かが変わるかも知れない、という気付きが、様々な人の参加意欲を掻き立てる。
国民民主党の熱心な支持者の方が、ツイッターで、玉木さんも総裁選に出られるといいのになー、などと呟いておられることを知った。
自民党の国会議員でない玉木さんが自民党の総裁選に出ることなどあり得ないのだが、玉木さんの支持者の方からすると、事実上の総理大臣を決めることになる自民党の総裁選に、総理大臣として一番ふさわしく思っている玉木さんが出てくれないかなー、と願うのは、分からないではない。
国民民主党の支持者の方にとっても今回の自民党総裁選は、それなりに親近感のあるものになっているのだろう。
いい候補者が真剣に競い合えば、自ずから関心を持つ人が増えてくる、ということである。
勿論、自民党と一線を画している人からすれば、トンデモナイ妄想だ、などと一蹴されてしまうだろうが、中間層や無党派層の方々にとって今回の自民党総裁選は他所の世界の事、まったくの他人事ではなくなっている、とうことであろう。
自民党の総裁選に一票を投じたければ、自民党の党員なり党友になっておく必要がある。
次回の総裁選には投票してみたいな、と思われた方は、次回の総裁選の前に自民党の党員なり党友になっておけばいい、ということである。
何の魅力もなければわざわざ党費を払ってまで党員になろうとは思わないだろうが、今回の自民党総裁選は従前の総裁選よりも遥かに面白そうだ。
多分、これからの党員集めは、以前より楽になるはずである。