一時は自民党の好感度を下げるだけの存在になっていたような感じだったが、最近の菅さんはこれまでと反対に自民党の好感度を上げる存在になりかかっている。
デジタル庁の発足については多少の躓きはあったが、どうやら皆さん、急速にデジタル庁に馴染んできているような感じがする。
機構いじり、組織いじりはあちらこちらで小競り合いを生んで難儀するものだが、デジタル庁については皆さん、違和感がないようである。
今日で菅内閣発足から1年目になるが、僅か1年でよくぞここまでの大改革をやり遂げたものである。
やると言ったら、必ずやり遂げるのが、菅さんのいいところ。
あちらこちらで軋轢を生んだはずだが、菅さんの豪腕で一切の異論・雑音を封じ込めたのだろう。
ワクチン接種1日100万回実現も然り。
今は1日150万回以上になっているそうだから、腕力のある人が陣頭指揮を執るとここまで出来るということだ。
遂にコロナとの戦いに勝った証にすることは出来なかったが、それでもオリンピックもパラリンピックもやり遂げた。
原発処理水の放出決定もやり遂げているのだから、菅内閣は難しい案件を結構やり遂げている。
仕事師内閣らしい仕事ぶりではあった。
色々あったが、菅さんは自分に課せられた仕事をしっかりやり遂げた、と言うべきだろう。
そして、一番の貢献は、自民党の総裁選への不出馬宣言。
これで一気に菅内閣の不人気が消し飛んでしまった。
まさに、魔法である。
菅さんは、いずれ自民党の救世主のように崇め奉られるようになるかも知れない。
さて、安倍さんは?
余計な口出し、顔出しはされないことですね。