この状況で、明かりが見え始めた、などとは、さすがの私も言わないな | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

東京での新規感染者の数が先週と較べれば少なくなった、というだけで、明かりが見え始めた、などとは、大体において楽天家と言われる私も言わない。

今日の新規感染者数は4704人。
先週の木曜日は5534人だから、先週より830人減った、と言われればそのとおりではあるが、現在の感染者数は発熱等の症状があって検査を受けてコロナ陽性が確認された人の数だから、現時点で無症状で検査を受けていないいわゆる無症状感染者の数が現時点でどの程度になっているかは分からないはずである。

判明した4704人の現時点において有症状の感染者の何倍かの感染者がいる、ということを考えると、とても先に明かりが見え始めた、などとは言えない。

地方で感染者の数が増える一方だと言うのは、やはり帰省によって感染が東京から地方に拡がったと言うべきだろう。
緊急事態宣言の道府県やまん延防止等重点措置の対象県が増えているのに、明かりが見え始めた、というのは、さすがに能天気すぎるのではないか。

まあ、顰め面をしていて世の中が明るくなるはずもないから、時には楽天的な見通しを語りたくなるのは分からないではないが、まだ早い。

仕方ありませんね。