今年のオリンピック、海外からの観客は原則としてご遠慮いただくくらいでいいのかも | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

現状では、観光立国日本を打ち出すことは、当分不可能と言わざるを得ない。

どうやら関東4都県を除く地域については今月末に緊急事態宣言を解除する方向での健闘が本格化しているようだが、東京を含む関東4都県についての緊急事態宣言が解除されない限りGo To トラベルの再開も海外からの日本入国規制の解除も出来ないはずである。

今年の東京オリンピック・パラリンピックの開催自体危ぶまれている状況ではあるが、IOCは依然として開催に前向きで、G7も開催支持で固まったようだから、アメリカ等主要国が選手団の派遣を中止する等の突発的事態が発生しない限り、今年の東京オリンピック・パラリンピックの開催は事実上確定的だと言っていいだろう。

残るのは、どういった態様でオリンピック・パラリンピックを開催するか、という一点に絞られそうだ。

無観客での開催も視野に入れられているようだが、他の競技で有観客での開催が試みられており、現時点では殆ど何のトラブルも発生していないようだから、おそらく一定程度の入場制限をしたうえでの有観客開催になるはずである。

正式に結論が出されるのは1か月後だそうだが、そろそろ具体的な開催態様についての検討に入った方がよさそうである。

この点について、JOC理事の山口香さんが「海外からの観客は断念を」との考えを示されているようだが、諸外国におけるコロナ感染状況に鑑みると確かに一考すべき提案ではある。

まだ結論を急ぐべき時期ではなさそうだが、衆知を集めて、ほどほどの結論を出していただければ幸いだ。