霞が関の皆さんは、戦々恐々とされているのではないか。
24日に処分が発表されるようだが、あまりにも重い処分になってしまったら気の毒なことである。
利害関係者から接待を受けてはならないというのは、公務員としての基本的な倫理のひとつではあるが、民間とのざっくばらんな交流を公務員の方々が敬遠するようになってしまうと、公務員の世界が益々蛸壺のようになってしまって一般社会から隔絶した別世界になってしまうかも知れないから、民間との交流のあるべき姿なり基準を明示して、これを明らかに逸脱したと思われるケースについてのみ然るべき処分を出してもらいたいものだ。
総理の長男が関与しているということで大々的に総務省の官僚に対する接待問題が取り上げられることになったが、かつて総務大臣政務秘書官を務めていた人から会合に呼ばれて飲食を共にしたことがあったとしても、飲食代金の金額や会合の内容によってはいわゆる接待とは異なるケースもあったはずである。
十把一絡げで一律に厳格な処分を課すようなことは止めた方がいい。
行政を歪めた事実があるのであれば別だが、今のところそこまでの事実はなさそうである。
くれぐれも公務員バッシングが行き過ぎませんように。