今日が勝負どころだろうな、と思っていたが、森さんがオリンピック組織委員会の会長を辞職される意思を固めたなどと報道されている。
森さんを応援するような声も上がってはいたのだが、世論の大勢を動かすまでの大きな声にはならなかったようである。
明日のオリンピック組織委員会は、評議員、理事の皆さんの合同懇談会だそうだから、森さんとしてはあえて懇談会の前日に辞意を外部に漏らす必要はなかったのかも知れないが、ここまで来るとどなたかに会長辞職の意思があることを表明されれば、あっという間にそのニュースがあちらこちらに拡がり、あっという間に既成事実になってしまう時代である。
森さんが辞意を固められた直接の契機が何であったか分からないが、多分、昨日の小池さんの4者会談欠席の表明も辞意を固める要因の一つくらいにはなったかも知れない。
小池さんは、決して明示的に森さんに会長辞任を迫っていたわけではない。
4者会談欠席の理由などについても十分に表現を練っていたようである。
しかし、マスコミの反応がやはり凄かった。
森さんが一気に四面楚歌に追い込まれてしまったかのような雰囲気になってしまったことは事実だろう。
多分、小池さんはそれなりにあちらこちらから恨まれてしまうだろう。
小池さんに一泡吹かせたい人があちらこちらから出て来るかも知れない。
勿論、小池さんはそういったことも十分計算して昨日の4者会談欠席の表明をされたのだろうから、私は特に心配していないが、小池さんはすべてを呑み込まれて、今年の東京オリンピック・パラリンピックの成功に向けて全力を尽くされることである。
小池さんは、向こう傷を負うことを恐れておられないはずだ。