憲法改正には反対の野党も、憲法改正手続き法の国民投票法改正法案の審議を拒否する理由はないはず | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

自民党は今日の憲法審査会での採決は見送ったようだが、とりあえず国民投票法改正法案の審議に漕ぎ着けたのはよかったと言うべきだろう。

憲法改正には不賛成でも、憲法改正手続き法の整備に反対するのは国民の代表者たるべき国会議員としては、国会議員としての職務を放棄するようなものだから基本的にすべきではない。

護憲、改憲の争いが続く中でようやく成立した憲法改正手続き法の国民投票法であるが、いくつか不備が指摘されていたのだから、その不備の是正くらいは速やかにやった方がいい。

実際に憲法改正の発議がいつになるのか分からないが、憲法改正権限は主権者である国民にしかないのだから、国会議員が主権者である国民の憲法改正権限の行使を妨げているように映るのは如何にも拙い、と言うべきだろう。

現在の国民投票法は、必ずしも公正とは言えないところがある。

特に国民投票運動に関するルールは、再考した方がいい。