菅さんが日本の将来についてどこまで責任を持たれる覚悟を持っておられるのか分からないが、菅さんは結構運がいい人のようだから、来年の東京オリンピックは何とかなりそうである。
運も実力のうち、と言う。
そういう意味では、今は菅さんでいいはずだ。
Go To トラベル事業は、コロナで大きなダメージを受けた日本経済の建直しの一つの起爆剤にはなる。
特に、地域クーポン券がいい。
得をするのは高齢者ばかりじゃないか、などという批判はあるが、引き籠もりがちだった高齢者が外に出て、買い物をするようにならなければ、日本の経済はいつまでも沈滞したままだったろう。
高齢者は先鞭を付けただけで、いずれは若い方々にも波及する。
恩恵を受けるのは高齢者だけだ、などというのは、為にする批判であって、実際にはすべての人が恩恵を受ける仕組みになっている。
よくぞこういうことを思い付いたものだ、と感心している。
消費者の消費意欲を喚起する手法として、なかなか優れている。
高齢者は、それほど消費意欲は強くないはずだが、クーポン券をもらえば、自然にこれを使うようになる。
特に、地域限定、期間限定というのがいい。
まずどこかに退蔵されたままになる、ということがない。
麻生さんのような方には到底思い付かないような方策だと思うが、地域限定、期間限定のクーポン券構想を編みだした人は、一般の庶民の心がよく分かった方だろうと思う。
実際にGo To トラベル事業に参加し、地域クーポン券を貰って、その有り難みがよく分かった。
菅さんが生活感がある、庶民的な政治家であることは間違いない。
まあ、物足りないところや、どうかと思うようなところも沢山あるのだが・・。