殆どの人は今秋の解散・総選挙は望んでいないようだが、それでもやってしまうのかな | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

世論が欲するままに動くべし、ということになったら、やはり今秋の解散・総選挙は避けるべし、ということになるだろう。

私自身は政界のリセットを望んでいるので、そろそろ衆議院の解散・総選挙になってもいい頃だと思っているが、どうもコロナの影響で、皆さん、余計なことはするな、という心境になっているようだ。

この状況では、さすがの安倍総理も動くに動けなくなるだろう。
少なくとも、コロナの勢いが止まらないと、解散の大義名分がないなどと新たな批判の大合唱が起きそうだから、まず伝家の宝刀は抜けなくなってしまう。

これだけ安倍内閣に対する批判の声が高まっているのに、世論調査をすると安倍内閣の支持率は相変わらず30パーセント以上あるようだ。
まだ石をぶつけられるほどには落ちていない。

不支持率の方が支持率より高いのは、安倍内閣のこれまでの歩みを冷静に振り返れば当然だと思うが、しかし、国民の怒りを買うほどにはなっていない。

野党に政権を委ねるよりはいい、というのが、現時点での世論の大勢のようである。

大方の国民は、内心ではウンザリしながら、しかし結局は現状を受け容れている、というところか。

衆議院の解散・総選挙に踏み切っても、どうやら現状を大きく変えることにはならないようである。
さて、安倍総理はどうされるかな。