共産党の内情を知らないので、共産党が現時点でどの程度危険な政党であるのか論評できないのだが、共産党の組織力の低下はそれなりに感じている。
共産党支持者であることを堂々と表明しているのは大体がお年寄りで、駅頭に立ってチラシ配りをしているいわゆる活動家に若い人は殆どいない。
地方議員に共産党の若い人が結構いるが、そういった方々が熱心にオルグ活動をしているようには見えない。
演説は上手な人が多いが、とても共産革命の先頭に立ちそうな人は見かけない。
昨年の参議院選挙で共産党から立候補した人がれいわ新選組の山本太郎氏の応援演説に心から感動し、感謝していたくらいだから、共産党の国会議員や共産党の公認候補者が共産革命を志向しているようにはまったく見えない。
共産党の古手の幹部は相変わらず共産党の教義に従順で、未だに共産革命を志向しているのかも知れないが、若い方々にはそれほどの確固たる信念や政治信条があるようには思えない。
今の共産党の議員は、どうやっても共産革命の闘士足り得ないな、というのが私の率直な感想である。
野党共闘の輪の中に共産党を引き摺り込もうとしている人たちの頭の中にある共産党はせいぜいその程度のものである。
共産党は二段階革命論を堅持している危険な政党だと警鐘を打ち鳴らしておられる識者の方がおられたが、どうも今の共産党とは違った共産党を見ておられるようだ。
まあ、本当の共産党がどういう政党なのかは、私には分からないのだが・・。