菅原氏の議員辞職はないが、件の参議院議員の周辺は相当に苦しそうだ | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

あくまで私の拙い経験に基づく感想でしかないが、菅原氏は逃げないで淡々と対応していればいずれ問題は収束するはずである。

多少事務所内に問題を抱えているようなので、まだ何らかの疑惑めいたものが浮上する可能性があるが、捜査当局が立件を検討するような問題には発展しないだろう。

衆議院の解散・総選挙になっても、そう心配することはなさそうだ。
やはりこれまで培ってきた人脈や長年駅頭に立ってきた実績はそうそう簡単に崩れるものではない。

立憲民主党も国民民主党もここが狙い目と思って候補者を擁立するようだが、そう簡単には菅原氏の堅塁を破ることは出来ない。
秘書が本人名義での香典を届けたくらいでは、捜査当局は動かない。

しかし、件の広島の参議院議員の方はどう転んでも大変だ。
家宅捜索を受けた関係者が相当数に及んでおり、党本部から少なくとも1億5000万円もの資金が件の参議院議員や夫の衆議院議員の選挙区支部に拠出されているという事実も明らかになっているようなので、いずれ国会議員の辞職は必至になる。

次々に家宅捜索の場が広がっているようである。
件の参議院議員の周りは如何にも敵ばっかりのように映る。
県知事も県議会で同じ会派に所属していた県会議員も説明責任を果せ、などと批判の声を上げているようだから、いわば今は四面楚歌というところか。

今のところどなたも火消し役を買って出ていないようだから、まだまだ火は燃え拡がりそうだ。