NHKの世論調査が結構いいかげんなものだ、ということが分かってきた。
まあ、サマータイムがどういうものか分からない人に、あなたはサマータイム導入に賛成ですか、反対ですか、と聞けば、総理が推奨しているのであれば、そんなに悪いものではないのだろうと、勝手に思い込んで賛成に手を上げる人がそれなりにいるだろうということは承知していた。
それにしても、賛成派が反対派よりも多い、というデータを示されると、これは弱ったことになるぞ、と心配になる。
こういうデータは、独り歩きする。
一旦先入見、先入観が出来てしまうと、これを覆すのは難しくなる。
理屈を並べ立てても、先入見、先入観がある人はなかなか自分の意見を変えてくれない。
あなたは間違っている、などと批判すると、こういう人は依怙地になりやすい。
森さんなどは、その典型だろう。
あなたは間違っています、などと言わないで、森さんに前言を翻すように上手に説得してくれる人が現れるのを期待している。
総理大臣在職中の所信表明で、ITをイット、イットと何度も読んだ方である。
細かいことは、私以上に何も知らない。
本当は何も知らないことは知っておられるはずだから、耳元で囁けば、案外あっさり自説を撤回されるかも知れない。
真正面から論破するのではなく、じわりじわり周辺から迫る。
細田さんあたりが説得役を買って出られるのがいいのじゃないかしら。
ご本人は、そんなに深い考えはお持ちでないはずである。