完璧な試験制度はないが、こういう不正極まりない試験は許されない | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

下駄を履かす、ということは聞いたことがあるが、さすがに女性の合格者数を調整するために女性の受験生の点数を一律に減点していた、などという話を聞いたら、開いた口が塞がらない。

試験がかなりいい加減なものだ、ということはそれなりに承知していた。
しかし、そのいい加減な試験を出来るだけいい試験にするために大学の先生方は知恵を絞っておられるはずだ、と信じて来た。

受験生の試験の点数を勝手に減点したり加点したり、というのでは、何が試験か、ということになる。

試験官が恣意的に試験の点数を減らしたり増やしたりしている、などと聞けば、真面目な受験生や受験生の保護者の皆さんは、怒り出すはずだ。

相当長期間にわたって行われてきた不正らしい。

特定の大学だけでなく、あちこちの大学で同じようなことが行われていた可能性がある、などと聞くと、日本の大学入試制度そのものが信用ならないことになる。

試験制度に完璧はない、ということは承知している。
しかし、試験制度そのものを冒涜するようなことを有名医大の理事者がしていたとは・・。

霞が関だけでなく、日本のあちこちが劣化してきているということだろう。

いやあ、これは困った。
さて、どうしたらいいだろうか。