今日の都議会議院運営会の理事会で、2月22日の都議会本会議で100条委員会を設置することが本決まりになったようだ。
都議会議員の皆さんの事実究明力や証拠探知力、錯綜した事実関係の中から本当の問題点を解明する能力や都民に対する説明能力が試される重要な委員会になる。
ここで委員の方々が不十分な質疑をして自分の凡庸さや未熟さを披歴してしまうようなことにでもなれば、一般の都民を代表すべき都議会議員としての資質を疑われることにでもなりかねないだろうから、各会派とも精鋭を100条委員会に送り出すのだろうと思っている。
多くの国民が注目する晴れ舞台にはなるが、うっかりするとあちらこちらからブーイングが起きてしまうようなことになるから、それなりのリスクがあることは皆さん覚悟されておいた方がいいだろう。
我こそは、と勇んで手を挙げてみたものの大した成果を挙げられないこともあるから、問題の所在をよく把握されておられない方は遠慮されておいた方がいいかも知れない。
自民党都議団も100条委員会設置に前向きになった、ということは凄いことである。
勿論世論がそうさせたのだろうが、都議会議員の一人一人の意識や政治姿勢が大転換を遂げたということであれば、これこそ画期的なことである。
人を変えることは難しい。
いくら教え諭しても、ご本人に自分を変える意思がなければなかなか人は変わらないものである。
脅してもダメ。
すかしてもダメ。
叩いてもダメ。
甘いもので釣ってもダメ。
そういうものである。
しかし、都議会議員の方々は、どうやら自分で自分を変えたようである。
100条委員会設置に至ったこのプロセスは実に見事だった。
しかし、100条委員会を設置しただけでは駄目である。
これからが正念場である。
これからが皆さんの腕の見せ所である。
私のブログの読者の中には、如何にも小池さんが100条委員会を設置して石原さん叩きを狙っているかのように誤解されている方がおられるが、100条委員会は都議会議員の皆さんが設置を決めて、都議会議員の皆さんの代表の方が事実関係の究明に当たられる場である。
少なくとも、これからしばらくの間は都議会議員の皆さんが主役だ、ということを強調しておきたい。
くれぐれも中途半端なことはされないことだ。
よく勉強されておいた方がいい。
まあ、言わずもがなだろうが。