そのお立場におられなければ、絶対に分からないような深いお話だったと思う。
象徴ということをここまで深く、ここまで真摯に受け止められておられた、ということ自体が驚きであった。
実に平易な言葉で語られていたが、終戦の詔勅にも匹敵するような重さを秘められた今日の天皇陛下のお言葉だったと思う。
これほどに純粋なお気持ちで天皇陛下は象徴としてのお役目を務められていたのか、と思うと、これまで軽率な生き方しか出来ていなかった自分自身が少々恥ずかしくなる。
昭和天皇については数々の書物を通じてその偉大さを痛感することがあったが、今日の今上天皇のお言葉で今上天皇についても敬慕の念を新たにした。
どうしたらこれほど深い思いを国民に向けて的確に発することが出来るようになるのだろうか、ということを考えている。
これが、伝統の重みなんだろう。
これが、皇室の教育なんだろう。
現職の国会議員の皆さんが今日の天皇陛下のお言葉を真摯に受け止めて、天皇陛下の願いを出来るだけ速やかに実現してくれるのを期待している。
皆さん、頼みますよ。