この劣勢は撥ね返すことが出来るような選挙の神様も選挙プランナーもいない | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

これからの1週間で何が起きるか、何を起こすことが出来るだろうか、ということを考えている。

手がないところに手を打つのが選挙を応援する人の役割だから、何もしないわけにはいかない。
これから電話架けをしたとしても、既に一通りの電話を架け終っているはずだから、もう投票は済ませた、とか、くどいといって怒られるのが関の山である。

それでは手紙を出してはどうか、戸別訪問をしてはどうか、ということになると、今頃出す手紙は大体は文書違反になり、戸別訪問はそもそも相手がいない確率の方が高く、選挙違反のリスクを覚悟して行うほど有効性のあるものでもない。

法定文書の場合は、組織選挙の場合は同じ相手に何通も同じ文書が届くこともあり、まず浮動票の獲得には何の効果もない。

やはりそれなりの効果があるのは、人が集まる場所で候補者本人が多少の演説をして集まってきた人と握手することである。
それでも1日に1000人以上の人と握手するのは不可能だから、これからどんなに頑張っても動くのは数万程度の票でしかない。

組織の縛りが強い人たちを動かすのにはとっておきの方法もあるのだが、これは典型的な選挙違反になるから、最近はそういう危ないことをする人はいない。
人気のあるなし、知名度のあるなし、が決定的な要素になるから、人気を落とした人が態勢を立て直すことはこれから1週間では不可能である。

結局、夏祭りや盆踊りの期間中は、祭りの会場や盆踊りの会場にせっせと足を運び、飲んだり踊ったりするしかない。
合間を縫っての電話当番はノルマだから、みんな引き受けるが、まあ、どうしても申し訳程度になってしまう。

組織の力で何とかなる、などと嘯いているのは、自らそういう負ける選挙をやったことがない人の話で、この段階で劣勢を引っ繰り返すことが出来るような選挙の神様なり選挙プランナーの方がおられたら、一度お顔を拝見したいものだ。