自民党も民進党も、どうやら今は都議会議員の補欠選挙の方が大事なようだ | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

もうやれることが殆どなくなった、ということだろう。

鳥越さんの街宣車から応援弁士の垂れ幕がなくなり、応援する政党の名前も見えなくなったということである。
相変わらず元気なのは共産党の皆さんのようで、民進党の皆さんの姿がグッと少なくなっているようだ。

今日都議会議員の補欠選挙がスタートし、補欠選挙を抱えた地域の民進党の方々はどうやらそちらの方の選挙運動に一生懸命取り掛かられているようだ。
今はなまじ鳥越さんの名前を出さない方が選挙民にはアピールするだろうから、候補者を当選させるつもりがあったら、出来るだけ鳥越さんの選挙から切り離した方がいい。

女性の候補者を擁立するのなら、むしろ小池さんの応援をした方が役に立つだろうな、と思うような状況になっている。
女性は、女性同士でなければ分からないような悩みや要望があるはずだ。
政党の縛りがあって動けないだろうが、ここは女性の候補者同士でエールを交換された方がいい。

皆さん、同じ都民の代表者になろうとしているのだから、むやみに相手の足を引っ張らない方がいい。

イギリスでは、女性のメイ氏が新しい首相になったばかりである。
イギリスのメイ首相とドイツのメルケル首相の会談の様子が先日報道されたが、女性が男性以上に政治の重要ポストに座る時代になっている。
現に、台湾でも民進党の蔡英文総統が誕生したばかりだし、多分今年のアメリカ大統領選挙ではヒラリー・クリントンが勝利し、来年は女性の政治指導者の年になるはずだ。
女性の都知事を誕生させるに絶好のタイミングが目の前にあるのだから、しがらみが少ない女性の方々は、今は無理して小池さんの足を引っ張るようなことはお止めになった方がいいだろうと思っている。

自民党は、相変わらず組織選挙に徹しているようだ。
しかし、都議会議員補欠選挙の候補者を抱えている地域ではやはり都議会議員補欠選挙の候補者の応援の方に熱が入るようである。
まあ、当然のことである。

勝てない選挙よりは、勝てる選挙の方が遥かに遣り甲斐があり、かつ、選挙が終わった後の喜びが大きい。

ご自分の支持者の間に深刻な亀裂を持ち込まないように、ほどほどの選挙応援、ほどほどの選挙運動をされるのがいいだろう。