いくら辛抱強い東京都民でも、舛添都知事の居座りや居直りをそのまま受け容れるようなことはしないだろうと思っている。
多分、自民党の都議団も公明党の都議団も動くはずである。
何もしなければ、いずれはご自分たちの尻に火が付く。
7月10日の参議院選挙に合わせて都知事選挙をやれば選挙経費の節減になるはずだ、などという声も上がっていたが、舛添氏は選挙関係経費を節減するために知事の職を自ら退くなどという決断をする人ではない。
舛添氏は、打たれ強そうだから、とことん粘るだろうと思っている。
誰かが花道を用意してあげなければ、舛添氏は都知事の辞任表明などしない。
たとえ9割の都民が辞任を要求するようになっても、舛添氏は簡単には屈しない。
都議会で都知事の不信任決議をしても、都議会の解散で対抗してくるはずだから、まず都知事の辞任はない。
もう舛添氏の顔をテレビで見たくない、という声が上がってきているのだが、当分は見ることになってしまうだろう。
任期満了まで待つしかないかな、というのが正直なところだが、しかしどんな強い人でも心が折れる時がある。
四面楚歌の状態に1年も2年もいるのは、難しい。
自分の家族を含め、周りの人が次々に自分の周辺から去っていくようになると、いつかは心が折れる。
いい加減に楽になりたい、と思う瞬間が来る時がある。
その時を見計らって、誰かが花道を作ってあげることだ。
都議会で予算が通らないとか、都政の円滑な執行に支障が生じるといった事態が生じれば、誰だって打開の道を探るようになる。
舛添氏の即時都知事辞任を求める人たちは、適当な時期に1年後辞任要求に切り替えればいい。
1年後辞任だったら、来年の都議会議員選挙に合わせて都知事選挙を実施する道が開ける。
どうしたらそれが実現できるようになるだろうか、という観点から、皆さんあれやこれや頭を捻られることだ。
多分、住民監査請求と住民訴訟の組合せで何らかの方策が見つけられるはずだ。
どうせおやりになるのだったら実現可能性が少しでもありそうなことをおやりになった方がいいと思うが、如何か。