さて、今国政選挙に挑戦しようという勇気ある若い方々をどう励ましたらいいだろう | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

もっと民主党に勢いのある時だったらよかったが、今、民主党から国政に名乗りを上げようとしている勇気ある若い方々にどんな声を掛けて上げたらいいのか、実は迷っている。

難しい時期だが、貴方が頑張らないと国民の選択肢がなくなってしまうから、負けるのを承知でガンバレ、などと本当のことを言うのはやはり躊躇する。

勇気ある若者が挑戦すること自体に意義がある、などというのは、無責任な大人の言うことで、やはり可能性が乏しいのに竹槍で戦場に飛び込ませるようなことはしたくない。
それなりの成算があるということでないと、有為な人材を潰してしまうような無謀な冒険を勧めるわけにはいかない。

今の民主党にどれだけの可能性があるのだろうか、ということを考えると、今の岡田氏の運び方だと殆ど可能性がなさそうだな、と言わざるを得ない。
今のままだとどうも共産党の後塵を拝しそうだな、というのが私の率直な感想である。

なんでここまで落ちてしまったのだろうか、と驚いてしまうが、今は自民党の方が遥かに柔軟性があり、しかも確実に得点を挙げている。
そこまでやるのか、と思うくらいに、ある意味で周到である。

参議院の比例区の候補者をネットで公募し、ネットで投票して最低1名は自民党の公認候補として立候補させる、などという試みは、まさに若い方々が飛びつきそうな素晴らしいアイデアである。
時代の先端を行くような選挙戦術をどんどん編み出しているな、と思わざるを得ない。

当然、世論の動向にも細心の注意を払っているようだ。
国民の関心がどこにあるか、ということを丁寧にウォッチしていて、国民が失望することがないようにタイムリーに手を打っている。
世論の誘導の仕方が実に巧みである。

目下のところ、自民党には最強の選挙対策チームが付いているようだ、といっていいだろう。

翻って民主党の対応は、実に鈍い。
選挙が目前に迫っている、という危機感がまったく伝わって来ず、何かの対策を講じている風もない。
ただただ流れに漂っているような感じである。
戦略もなければ、戦術もない。
出たとこ勝負のような感じで、しかも何の備えもない、というところか。

結局は本人任せ、のようなところがある。
頑張っている人はそれなりに成果を挙げれるだろうが、何を頑張っていいのか手探り状態の人にとっては実に厳しい状態だと言わざるを得ない。

目下のところ言えるのは、怪我をしないようにガンバレ、ということくらいだろう。

まあ、私自身が8年間そんな状態で選挙に挑戦してきたのだから、どんなことがあっても、挑戦するな、とか、今のままでも大丈夫、だなどとは言わない。

怪我をしないようにガンバレ。死ぬ寸前までガンバレ、と言うのは、そういう立場にいる人に向けての暖かい激励のメッセージである。
頑張り続けていると、必ずいつかは結果が出る。

ガンバレ、ガンバレ、怪我をしないようにガンバレ、はやはり正しそうだ。