頑張っている人を泣かせてはいけない。政党のポスターあれこれ | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

選挙を知らない人が作ったのだろうが、話題作りにはなっても実際には何の足しにもなりそうもないのが、民主党の新しいポスターだ。

言葉には、力がある。
言霊、という言葉がふさわしいほどに力がある。

私などは、自分のポスターに、おやようございます、というセリフを入れて掲示したら、小学生が私のポスターを見て、おはようございますと挨拶しながら学校に通っていた、という話を聞いたことがあるくらいだ。

あれ、このポスターの人、夕方になってもおはようございますと言っているよ。

下校時にポスターの前を通りかかった小学生たちが、そう騒いでいるよ、などという話をしてくれた人もいるくらいだ。

純真な人、純朴な人、素直な人ほどポスターにどんな言葉が書かれているかで左右される。
まあ、多少ひねくれた人なら何ということもないのだろうが、政治の世界では自虐ネタは止めておいた方がいい。

どんなポスターか。

私があえて言わないでも読者の皆さんは既にご存知だと思うが、民主党のポスターである。

「民主党は嫌いだけど、民主主義は守りたい。」

別にそこまで嫌われているわけではない。
単に失望させただけのこと。

頑張ればいいだけのことだ。

まあ、私のような声援が沸き起こることを狙ってのポスターなんだろうが、奇を衒い過ぎると墓穴を掘ってしまう。
ご用心、ご用心。