民主党の支持層を取り込みにかかったのかしら、おおさか維新の会 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

少なくとも関西方面の民主党の人たちは真っ青になった方がいいと思うが、関西方面でのおおさか維新の会の攻勢が如何にも凄まじい。

共同代表である片山虎之助氏の次男を兵庫選挙区から参議院選挙に擁立する程度の話であれば、まあまあ予想された範囲のことだな、で終わってしまうが、元民主党の元衆議院議員や元参議院議員を全国比例区から立候補させる、ということになると、おおさか維新の会が民主党に牙を剥き始めたな、ということになる。

テレビタレントへの復帰を目指し始めているような印象の橋下徹氏を前面に押し立てるようなことはどうやら期待できないようだから、おおさか維新の会はかなり苦しそうだな、と思っていたが、ここに来ておおさか維新の会が民主党に取って代わろうとしている、ということになれば、これはこれで相当のインパクトがありそうだ。

どういう人を候補者に選ぶか、ということは大事である。
ちょっと首を傾げるような人の名前を挙げたら、大体はそこで終わる。
この人は真面目に仕事をしてくれそうだ、この人を失ったのは政界の損失だ、ぐらいの人材を政治の世界に呼び戻したら、さすがだ、ということになる。

おおさか維新の会が参議院選挙全国比例区に担ぎ出そうとしている人たちが現職時代にどんな仕事をしていたのか、落選後どういうことをやっていたのか、ご本人の政治に賭ける情熱はどの程度のものなのか、今でもその当時の支持者が付いてきているか、ご本人の健康状態や生活状況はどうか、などということをよく見ておかなければならないが、なんだかおおさか維新の会が一歩前に足を踏み出したような印象である。

未だに足踏み状態の民主党や維新の党の皆さんも、そろそろ焦りだしてもいい頃だろう。