タオルを投げるか、雑巾を投げるか、それとも勝負を投げるか | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

臨時党大会の開催の正当性、適法性の一点を除いて大阪組の人たちの理論構成の方が正しいだろうというのが私の感想である。

維新の党の臨時党大会の議案なるものを読んだら、これが純然たる法律意見書の体裁を取っていた。
スカスカの法律意見書などと腐されてしまった件の意見暑より精緻で、複数の弁護士がよってたかって書いた意見書のような趣がある。
当然、弁護士でもある橋下氏の見解を下敷きにしているのだろうが、橋下氏の意見よりも周到で、かつ客観的に書かれているようだ。

当然予想される反論なども意識して何重にも予防線を張っているから、私の立場のようななるべく第三者的中立的な立場から事実関係を読み取ろうと努力している人間にはそれなりの説得力を持って伝わってくる。

今のところ松野執行部側からのこれに真正面から対抗するような法律専門家の意見書は出されていないようである。
まあ、法律専門家の意見書と言っても、それぞれ依頼者が提供する事実や証拠に基づいてしか法律的見解を述べることしか出来ないから、それぞれの陣営から相容れない法律意見書が出るだろう、ということぐらいは予想されているが、本日現在まで何等の法律専門家の見解も提出されていないということであれば、大体はまだ法律専門家の意見が出せる状態にまでは至っていないのだろうと考えざるを得ない。

タオルを投げたいところだが、今投げても雑巾のようなものだろうから、何も投げないことにする。
まあ、いずれはどちらかが勝負を投げることになるのだろうが、私の見るところ勝負を投げるのは東京組にならざるを得ないだろう、ぐらいなことは言っても許されるだろう。