政権担当能力を磨くのなら、対案は早目に出した方がいい | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

いよいよ今日から参議院での審議が始まる。

反対のための反対で終始するつもりなら余計なお世話だろうが、政権担当能力があることを示したり、少なくとも政権担当能力を磨こうとするのであれば、何はともあれ対案を出すことだ。

多分、民主は参議院でも対案を出し切れないで終わるだろう。
細野氏にもう少し気迫があるのであれば、誰が何と言おうと何らかの案を出すだろうが、人はよさそうだがそれ以上ではなさそうだ。
どうにも頼りない。

他方、維新は相変わらず迷走気味だが、今更迷走している暇はないはずだ。
民主党との選挙協力などは当てにしないで、独自路線を貫き通す方が維新に相応しい。
今のままでは、やはり維新はこれまでか、ということになる。

組合という大きなしがらみを抱えていないだけに一番可能性がありそうなのが維新なのだが、なかなか思うような動きをしてくれない。
維新のブランドがどんどん低下しているようなのが残念である。

来年の参議院選挙は、いわゆる無党派の人たちが左右する。
みんなパッとしなければ、確かに自民党が過半数の議席を占めてもおかしくない。
消去法で選ぶしかないのであれば、より悪くない方、よりダメでない方を選ぶのは自然である。
丙丁の争いしか見れない有権者は、気の毒である。

参議院には結構凄い人が揃っているじゃないか、と国民を唸らせるような見事な国会審議を見せてもらいたいものだ。
探せば、いるはずである。

うーん、いないのかな?