さて、高知白バイ警察官死亡事故業務上過失致死事件の再審の扉は開くだろうか | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

冤冤罪事件の根絶を標榜していながら、何故高知白バイ事件を放置しておくのか、と大変厳しいお叱りを受けたことがある。

事件記録等を読んでいないので、高知白バイ事件が冤罪かどうかについてはやはり言及できない。
しかし、かなり怪しいな、という感想は持っている。

高知白バイ警察官死亡事故業務上過失致死事件についてスクールバスの運転手だった片岡さんを無罪にするためには、スクールバスが動いていたと証言した警察官の証言が間違っていた、いや、嘘だった、ということを証明しなければならない。

日本の司法を正す会で片岡さんのお話を直接お聞きしたが、その証明が出来るのかどうかは正直分からない。
経験的には、警察官の証言の虚偽性を立証するのは相当に難しい、と言わざるを得ないところだ。
しかし、それでも、片岡さんは本当は無罪だったのだろうと思っている。

何とかして再審に持って行ってあげたいのだが、さて、そのための手段があるかどうか。
再審に持っていく手掛かりさえあれば、お手伝いすることは吝かではない。

もっとも、この事件は既にマスコミで大きく取り上げられており、何人もの弁護士が関与してきたようだから、手掛かりがあるのであれば、私の出る幕はないはずだが。