3年が一つの目途 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

3日、3月、3年という言葉をご存じだろうか。

何事にも節目がある。
3日坊主と言うのは、どんないいことも3日目には節目が来て、大体の人は3日目で終わりにしてしまう、という経験から出てきた言葉だろう。
4日目が難しい、ということを端的に言い表わしている。

会社に勤め始めてやはり難しいのが3か月目である。
案外多くの人がここで躓く。
転職を考えるのが3か月目、ストレスが嵩じ始めるのが3か月目ということだろう。

3年目も結構難しい。
人生の岐路に立つのが大体この頃である。
それまでの2年間をどのように送ってきたかでその後の進路が大きく変わるから、3年目は自分のすべてを掛けた人生模索の年になることが多い。

3年目の過ごし方が大体それ以降の自分の進路を決定づける。
石の上にも3年、というのはそのとおりだと思う。
3年ひとつことをやり遂げると、次に自分が目指すべきことが大体分かる。

3分間待つのだぞ、などというコマーシャルがあったが、3年間待つのだぞ、と皆さんには申し上げておきたい。

3年間頑張れるかどうか。

自分の人生スタイルは、どうやら3年ごとに組み立てるのがよさそうである。

小学校の場合は1年生から3年生までの低学年と、4年生から6年生までの高学年、中学校の3年間、高等学校の3年間・・・・。
大体は3年が一括り(1クール)になっている。

私の国家公務員としての生活は3年と8か月余りだから、私の言う1クールに該当する。
弁護士になってからもう40年にもなるが、私の法律事務所はほぼ3年ごとに移転してきた。

勤務弁護士を3年間やって、4年目に独立して自分の法律事務所を開設した。
新宿から二番町、隼町、九段、麹町、紀尾井町、永田町、池袋、平河町などと所属弁護士の数が増減するたびに事務所を移転してきた。

事務所が手狭になったときは隣接のビルに分室を設けて対処するなどということもよくやってきた。
まるでアメーバーのようなものである。

私の事務所は、確かに一つの生き物だったような気がする。
衆議院議員として約6年間、国会議員としての生活を続けたから、2クールを議員会館の事務所や地元の選挙区の事務所で過ごしたことになる。

いくつもの節目があったが、どの節目も大体3年ごとに来た。
ビヨンドXプロジェクトも丁度満3年を過ぎたところである。
とりあえず3年を目標にしてやってきた。

3年やってきたら、新たな地平線が見えてきた。
さあ、次の3年に向けて新たなスタートを切ろう。
ますます意欲が湧いてきた。

3年、待つのだぞ。
3年後に何が仕上がっているのかが楽しみである。

私の周りでは、みんなが3年後に向けて一生懸命努力している。

皆さんも、どうぞ3年後を楽しみに今日を存分にエンジョイしていただきたい。